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平成26年第 6回定例会(第 1日 9月12日)

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  1. 湯梨浜町議会 2014-09-12
    平成26年第 6回定例会(第 1日 9月12日)


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    平成26年第 6回定例会(第 1日 9月12日)   ────────────────────────────────────────    第6回 湯 梨 浜 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第1日)                            平成26年9月12日(金曜日) ────────────────────────────────────────               議事日程(第1号)                          平成26年9月12日 午前9時開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 陳情の付託 日程第5 議案第72号 平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定について 日程第6 議案第73号 平成25年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決            算認定について 日程第7 議案第74号 平成25年度湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業特            別会計歳入歳出決算認定について 日程第8 議案第75号 平成25年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定            について 日程第9 議案第76号 平成25年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に            ついて
    日程第10 議案第77号 平成25年度湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第11 議案第78号 平成25年度湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第12 議案第79号 平成25年度湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第13 議案第80号 平成25年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算            認定について 日程第14 議案第81号 平成25年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ            いて 日程第15 議案第82号 平成25年度湯梨浜町長瀬財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第16 議案第83号 平成25年度湯梨浜町橋津財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第17 議案第84号 平成25年度湯梨浜町宇野財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第18 議案第85号 平成25年度湯梨浜町舎人財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第19 議案第86号 平成25年度湯梨浜町東郷財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第20 議案第87号 平成25年度湯梨浜町花見財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第21 議案第88号 平成25年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算            認定について 日程第22 議案第89号 平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につ            いて 日程第23 議案第90号 平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号) 日程第24 議案第91号 平成26年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算            (第1号) 日程第25 議案第92号 平成26年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第26 議案第93号 平成26年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第27 議案第94号 平成26年度湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第28 議案第95号 平成26年度湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号) 日程第29 議案第96号 平成26年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算            (第2号) 日程第30 議案第97号 平成26年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第31 議案第98号 平成26年度湯梨浜町宇野財産特別会計補正予算(第1号) 日程第32 議案第99号 平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号) 日程第33 議案第 100号 表彰者の議決について 日程第34 議案第 101号 湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定め             る条例の制定について 日程第35 議案第 102号 湯梨浜町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に             関する基準を定める条例の制定について 日程第36 議案第 103号 湯梨浜町空き家等の適正管理に関する条例の制定について 日程第37 議案第 104号 湯梨浜町特別医療費助成条例の一部を改正する条例について 日程第38 議案第 105号 湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例について 日程第39 議案第 106号 物品売買契約の締結について(スクールバス購入) 日程第40 報告第7号 平成25年度湯梨浜町健全化判断比率の報告について 日程第41 報告第8号 平成25年度湯梨浜町資金不足比率の報告について     ───────────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 陳情の付託 日程第5 議案第72号 平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定について 日程第6 議案第73号 平成25年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決            算認定について 日程第7 議案第74号 平成25年度湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業特            別会計歳入歳出決算認定について 日程第8 議案第75号 平成25年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定            について 日程第9 議案第76号 平成25年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に            ついて 日程第10 議案第77号 平成25年度湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第11 議案第78号 平成25年度湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第12 議案第79号 平成25年度湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第13 議案第80号 平成25年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算            認定について 日程第14 議案第81号 平成25年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ            いて 日程第15 議案第82号 平成25年度湯梨浜町長瀬財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第16 議案第83号 平成25年度湯梨浜町橋津財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第17 議案第84号 平成25年度湯梨浜町宇野財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第18 議案第85号 平成25年度湯梨浜町舎人財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第19 議案第86号 平成25年度湯梨浜町東郷財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第20 議案第87号 平成25年度湯梨浜町花見財産特別会計歳入歳出決算認定につい            て 日程第21 議案第88号 平成25年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算            認定について 日程第22 議案第89号 平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定につ            いて 日程第23 議案第90号 平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号) 日程第24 議案第91号 平成26年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算            (第1号) 日程第25 議案第92号 平成26年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第26 議案第93号 平成26年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第27 議案第94号 平成26年度湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第28 議案第95号 平成26年度湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号) 日程第29 議案第96号 平成26年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算            (第2号) 日程第30 議案第97号 平成26年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第31 議案第98号 平成26年度湯梨浜町宇野財産特別会計補正予算(第1号) 日程第32 議案第99号 平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号) 日程第33 議案第 100号 表彰者の議決について 日程第34 議案第 101号 湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定め
                る条例の制定について 日程第35 議案第 102号 湯梨浜町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に             関する基準を定める条例の制定について 日程第36 議案第 103号 湯梨浜町空き家等の適正管理に関する条例の制定について 日程第37 議案第 104号 湯梨浜町特別医療費助成条例の一部を改正する条例について 日程第38 議案第 105号 湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例について 日程第39 議案第 106号 物品売買契約の締結について(スクールバス購入) 日程第40 報告第7号 平成25年度湯梨浜町健全化判断比率の報告について 日程第41 報告第8号 平成25年度湯梨浜町資金不足比率の報告について      ───────────────────────────────                出席議員(12名)       1番 増 井 久 美       2番 寺 地 章 行       3番 河 田 洋 一       4番 浜 中 武 仁       5番 入 江   誠       6番 松 岡 昭 博       7番 酒 井 幸 雄       8番 上 野 昭 二       9番 浦 木   靖       10番 會 見 祐 子       11番 米 田 強 美       12番 光 井 哲 治      ───────────────────────────────               欠席議員(なし)      ───────────────────────────────               欠  員(なし)      ───────────────────────────────              事務局出席職員職氏名  事務局長 ───── 石 田 秋 雄   書記 ─────── 大 澤 友 紀  臨時職員 ───── 岩 本 佐登美      ───────────────────────────────             説明のため出席した者の職氏名  町長 ─────── 宮 脇 正 道   副町長(福祉事務所長)仙 賀 芳 友  教育委員長 ──── 前 田 三 郎   教育長 ────── 土 海 孝 治  総務課長 ───── 山 下   章   企画課長 ───── 中 本 賢 二  町民課長 ───── 前 田 啓 嗣   子育て支援課長 ── 丸   真 美  産業振興課長 ─── 清 水 武 房   建設水道課長 ─── 岸 田   智  健康推進課長 ─── 蔵 本 知 純   総合福祉課長 ─── 米 増   誠  長寿福祉課長(地域包括支援センター所長)         ─── 竹 本 恵 子   教育総務課長 ─── 西 原 信 男  生涯学習・人権推進課長          会計管理者(兼)出納室長         ─── 山 田 昭 彦            ─ 本 田 義 秀  水明荘支配人 ─── 中 山   明   農業委員会事務局長─ 杉 原   寛  代表監査委員 ─── 礒 江 俊 二   総務課参事 ──── 小 林 長 志     ───────────────────────────────              午前10時20分開会 ○議長(光井 哲治君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成26年第6回湯梨浜町議会定例会を開会いたします。  平成26年第6回湯梨浜町議会定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  宮脇町長におかれましては、御再選まことにおめでとうございます。堂々と対抗馬なしの3期目に当選、心からの祝意と敬意を表します。  公平公正を基軸に、さらなる円熟と思慮、明晰なる頭脳を十分に発揮され、今まで以上に懐の深さを十分に出され、羽合、東郷、泊の3地域の特性、特色を十分に考慮され、バランスのとれた政策、施策を議会に提案されることを強く確信しております。  さて、湯梨浜町も他町同様課題は山積しております。地域を支えてきた農業基盤の弱体、地元で生まれ育った商工業者の衰退、安心できる子育て環境への対応、さらには後期高齢、国保、介護保険など持続可能な社会の実現や経済格差による教育問題等、課題を問えば切りがありません。  一方、国に目を転じてみれば、地方創生、地方の潜在力をどう引き出すかが大事だと、地域の魅力を引き出して地方の活性化につなげたいと取り組む決意を強調しております。しかし、これらの問題は高度成長が終えんを迎えたときから始まっており、一朝一夕に解決しないがゆえに町長も議会も苦しむのが現実であります。物事を大上段に構え論評しても意味がないと思います。言いかえれば、階段を一歩ずつ上がるしかないというのが現状であろうと思います。  議員、議会は、町民の思いや声をどう施策に反映するかという重大な責務を負っております。議会は二元代表制の対局にあり、町長提案に対し心熱く頭脳は冷静、クールに堂々と町民の代表者として論議を展開していただきたい。  さて、本定例会は25年度の決算を審査する最も重要な議会であります。議会、議員のちょうちょうはっし、是々非々の論議は町民の代表者としての議員の権能であり、十分に発揮されることを期待しております。  最後に、自由濶達な論議は目的ではなく手段、方法にすぎません。目的は町長も議員、議会も同じものを目指しております。それは町民の幸せを一番に安心安全な町づくりであり、最も大切なことは町民一人一人が湯梨浜町を誇りに思う町づくりであると思います。  町長には健康に十分留意され、4年間の湯梨浜丸のかじ取りをしっかりお願いし、冒頭の挨拶といたします。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(光井 哲治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番、上野昭二議員、9番、浦木靖議員を指名します。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(光井 哲治君) 日程第2、会期の決定を議題とします。  本定例会の会期については、去る9月5日に議会運営委員会を開催し協議しましたので、議会運営委員長から報告を求めます。  寺地委員長。 ○議会運営委員会委員長(寺地 章行君) 皆さん、おはようございます。  議会運営委員会委員長会期報告を行います。  ただいま議長の報告のとおり、9月の5日、議会運営委員会を開催、協議した結果を御報告をいたします。  本定例会の町長提出議案は、現在決算認定が18件、補正予算が10件、条例制定等5件、報告2件の合計37件でございます。一般質問は5人、陳情は新たなもの4件でございます。  会期は、本日12日から29日までの18日間といたしたいと思います。  本日の日程はお手元に配付をいたしておりますが、この後陳情の委員会付託をして決算認定、補正予算、条例関係等の町長提出議案説明と報告を受け、表彰者の議決1件と契約の締結1件を審議、採決し、本日は散会といたします。16日に一般質問を行い、17日はその予備日といたします。18日から23日は委員会審査及び議事の都合により休会とし、24日に提出議案及び陳情審査、報告等の審議、採決を行い、最終日の29日は予備日とする会期日程でございますので、御協力いただきますようにお願いを申し上げます。  以上、報告といたします。 ○議長(光井 哲治君) お諮りいたします。ただいまの寺地委員長の報告のとおり、本定例会の会期は本日12日から29日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日12日から29日までの18日間と決定しました。     ─────────────・───・───────────── ○議長(光井 哲治君) ここで9月議会定例会の開会に当たり、町長より所信表明の発言を求められておりますので、これを許可いたします。  宮脇町長。 ○町長(宮脇 正道君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、所信の一端を申し述べ、町民の皆様そして議員各位の御理解と御協力をお願いいたしたいと思います。  このたびの町長選挙、無投票という形で当選させていただき、これから4年間引き続き町政の運営に当たらせていただくことになりました。一層身を引き締めて、町民の皆さんの幸せと湯梨浜町の発展のために全力で頑張ってまいる決意でございます。  今、我が国は人口減の克服という大きな課題を抱えています。湯梨浜町は他町に比べれば減少傾向は少なく、昨年の国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2035年には鳥取県内で一番人口の多い町になるという推計もありますが、あくまで人口が減った上での話であり、また町内には人口の増減に関する地域間格差といった課題を抱えています。そして、人口をふやすには当然に生まれる子どもの数をふやすこと、町内で生まれ育った者が引き続き町内に住もう、あるいは他のところで暮らし何年かたった者がふるさとに帰ろうと思っていただける地域や町をつくること、さらには町外または県外の方にあすこに住んでみようと思っていただけるような町をつくることが必要です。  そのことを念頭に、私はこのたびの選挙で人に優しく、しなやかで足腰の強い町づくりということを呼びかけ、約束いたしました。人に優しくとは、全ての人にとって優しく安心して暮らせる町、あるいは地域をつくるということです。そのためには、それぞれの地域の中で災害を論ずるときによく用いられます自助、共助の概念をさまざまな分野で浸透させるとともに、ことし町でも力を入れているあいサポート運動や認知症サポーターの養成、各集落における支え愛運動の積極的推進などにより、住民同士のつながりやきずなを深めることが大切です。役場も積極的にかかわり、実現してまいります。これにより、地域の安全性及び福祉力の向上、郷土愛の醸成などが図られると思っています。  また、しなやかで足腰が強いとは、地元の資源を活用し地元に根差した産業を育て、地元でお金を生み、それが地元に回る仕組みをつくることにより景気などに左右されにくい底力のある町をつくるということです。井戸海水を利用した魚の養殖施設、地元でとれた魚の干物の製造販売、竹林を活用したタケノコの水煮の製造、温泉を活用したスッポンの養殖、野花豊後を活用したゼリー、アイス、甘酒、梅酒などの多品目製品の製造販売、食のみやこ鳥取の特産品コンクールで最優秀賞を獲得した二十世紀梨を丸ごと包んだバウムクーヘンの製造販売など、既にその萌芽は見られます。これらが軌道に乗るように支援するとともに、温泉水を活用した発電など我が町の森、里、海のすぐれた農水産物、資源を活用した産業を育成したいと思います。このことにより、我が町のすぐれた果物等の一層のブランド化、販売ルートの確立による1次産業の振興、雇用の創出、地域及び経済の活性化、さらには魅力アップが図れると考えています。  さらに、「しなやかで」という言葉の中には景気に左右されないということのほかに、ある意味したたかで多くの魅力があるという気持ちも込めています。引き続き子育て支援策や子どもを育てやすい環境づくりに努め、男女共同参画や定住促進策の積極的な展開を図ることなどにより先進的で文化的な町として、魅力というたくさんの引き出しを持った町づくりをしてまいりたいと思います。  そのほか、個別的な課題として特に留意してまいらなければと思っていることを訴えました。  一つは、現在用地交渉を進めている新中学校の建設について、その開校時期を1年でも早くすること。それと同時に、跡地となる北溟中学校及び東郷中学校の有効な活用を図るということです。湯梨浜町は農地を除けばそれほど平地に恵まれたところではなく、両中学校の跡地は貴重な財産であり、就労の場の確保を目指すにしても他の用途での活用を図るにしても早い時期から積極的に取り組むつもりです。  2つ目は、東郷池の浸水対策です。県とも連携を図り、ウオーキングリゾート構想との整合性を保ちつつ周回道路や湖岸の整備を図るとともに、内水対策の検討を進めてまいります。  3つ目は、天女のふる里づくりの促進です。「ゆりりん」を活用したイメージ戦略、ウオーキングコースとしての情報発信、県による東郷湖周回道路歩道未整備区間への歩道整備着手など一定の成果が見られますが、3年目のことしが全体計画の中間年に当たることを考慮し、モニュメントの設置や花木の植樹ゾーン等、より目に見える形で魅力アップをその進度を高めてまいりたいと思っています。  4つ目は、地方交付税の合併算定がえ終了後への適切な対応です。合併算定がえが平成26年度をもって終了し5年間かけて削減されていくことから、それに耐え得る体質にするということです。政府から一定の緩和策は示されていますが、合併市町村の実情を国等に訴え、さらなる緩和措置をお願いするとともに不断の行政改革を推進し、持続的発展可能な町づくりを進めてまいらねばなりません。  以上、このたびの選挙に際し町民の皆さんにお約束したことを申し述べましたが、このほかにも生活習慣病克服のための健康づくり、高齢者の活動支援などの福祉の向上、個性を生かした観光振興、担い手育成や農地の集約化による後継者不足、耕作放棄地の解消、高齢者の活動支援などの福祉の向上、子ども・子育て新制度への的確な対応、教育の充実などさまざまな課題があります。町民との協働、そして公正な町政という原点を忘れず、より細やかに住民に寄り添い、そして案件によってはダイナミックに施策を展開し、明るく活気のある湯梨浜をつくってまいります。  町民及び議員各位の御指導、御鞭撻、そして職員の皆さんの協力をお願いし、所信の表明とさせていただきます。ありがとうございました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(光井 哲治君) 次に、日程第3、諸般の報告をします。  議員派遣の報告について、お手元の議員派遣報告書のとおり報告します。     ─────────────・───・─────────────
    ◎日程第4 陳情の付託 ○議長(光井 哲治君) 日程第4、陳情の付託を行います。  今期定例会において受理した陳情は、お手元の陳情文書表のとおり所管常任委員会に付託します。  本日は、日程第5から日程第32までの28議案については提案理由の説明のみといたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第5 議案第72号 から 日程第22 議案第89号 ○議長(光井 哲治君) 日程第5、議案第72号、平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第22、議案第89号、平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでを一括議題とし、町長の平成25年度決算に対する評価及び提案理由の説明を受け、引き続き監査委員の決算審査意見の報告を求めます。  順次、平成25年度決算評価及び提案理由の説明を求めます。  宮脇町長。 ○町長(宮脇 正道君) まず最初に、平成25年度決算に対する評価につきまして申し上げます。  平成25年度決算について、平成25年度3月定例町議会におきます施政方針で述べたこと等を参考にしながら、私の評価を申し上げさせていただければと思います。  まず、防災対策についてです。湯梨浜町地域防災計画の改定につきまして、平成25年3月18日の防災対策会議の承認を得て町報4月号でパブリックコメントを募集、8月に印刷、配布となりました。内容は、震災対策編、防水対策編、資料編の改定、そして新たに東日本大震災を踏まえた津波対策編の作成及び放射性物質、原子力災害対策を盛り込みました。また、津波対策として津波ハザードマップを平成25年3月に作成、4月に配布し、危険箇所、避難場所の周知を図ったところでございます。さらにこれらのことを踏まえ、希望集落で防災研修を開催するとともに橋津地区で約300人の参加を得て町総合防災訓練を実施し、住民の防災意識の高揚に努めました。大災害時における速やかな復旧復興を図るため、中部定住自立圏と滋賀県湖東定住自立圏で相互支援協定を結び災害時応援体制の充実を図ったほか、民間企業との災害物資協定の締結なども行いました。  そのほか自主防災組織の結成等にも尽力していますが、今後は局地的豪雨とそれに伴う土砂災害等から身を守るため、集落ごとのより細やかな防災対策の周知を進めていく必要があるというふうに思っています。  次に、町づくりにつきましては、まず天女のふる里づくりの一環としてウオーキングリゾート構想推進のためのガイドブックの作成、ウオーキング基地であるcafe ippoへの支援を行うとともに、自転車20台とノルディックポール30本の貸し出しを開始いたしました。また、東郷湖をめぐる道が全日本ノルディックウオーク連盟公認コースの全国第1号に選ばれたことは、この構想の推進に大きな弾みをつけました。  続いて、環境面では東郷池の水質浄化及び環境対策については、合併後こどもエコクラブ愛らぶ東郷池、アダプトプログラムなどさまざまな取り組みを行ったことにより環境に対する町民の意識は向上し、池周辺のごみの量などは徐々に減少してきています。しかしながら、水質は目標となるCOD4.5ミリグラム/リットルを達成するには至らず、前年度と同様、高温少雨等の影響もあり近年で2番目に悪い数値でした。引き続き各団体とも協力し合いながら水質浄化に取り組み、東郷湖のイメージアップのため池に親しむ環境づくりも進めてまいりたいと考えています。  また、生ごみ液肥化に係る実施集落及び回収量はわずかずつ増加していますが、液肥の利用は使いにくさ、臭気、明白な効果が少ないことなどから伸び悩んでいるのが現状です。  町外に目を向けますと、倉吉市の給食センターと県立倉吉養護学校が生ごみの回収を平成25年度から実施し、県立倉吉養護学校では生産された液肥を校内で利用しています。また、業者サイドでは液肥の改良を進めるとともに生ごみ液肥を利用したガーデニングセットの開発を計画、現在国の承認を受け経営革新計画を実践しているところでございます。何とか流通の経路に乗れるよう、見守っているところでございます。  新エネルギー対策では、メガソーラー2カ所を含む3カ所で太陽光発電が開始されました。今年度に入ってからメガ1カ所が稼働、メガ施設3カ所が現在施工中ということで、湯梨浜町における太陽光の取り組みは大きく前進をいたしました。また、住宅用太陽光発電等設置補助29件の申請を受け、自然エネルギーの普及に努めました。さらに、電気自動車普及のため急速充電器の整備を行ったところでございます。  ただ、温泉熱を活用した発電施設を検討しましたが、採算性等から事業化の決定には至っておらず、引き続き事業化に向けた研究等を行っています。  次に、産業の振興についてですが、まず観光面では出雲大社の遷宮効果などもありはわい温泉、東郷温泉の宿泊客数は平成22年度以降の増加傾向が継続され、海外からの旅行客も大幅にふえています。また、町旅館組合が温泉水を活用したスッポンの養殖に着手しました。ことし12月には試食として夕食膳に出され、来年3月には各旅館で活用されるというふうに伺っております。我が町の旅館の名物料理として定着することを願うものです。  さらに、都市緑化フェアにあわせてNHK教育テレビの「趣味の園芸」を招聘し湯梨浜町の全国発信に努めましたほか、ブラザー・トムさんを観光大使に、谷本耕治さんをPR大使に委嘱し、通年の情報発信を図りました。  農林水産業関係では、まず農業関係で東郷選果場の最新鋭選果機導入支援を行いましたほか、新規就農者支援、集落営農の促進、松くい虫防除、鳥獣被害対策等にも力を注いだところです。集落営農組織が2集落ふえましたことは、よい結果だったというふうに思っています。  水産業関係では、中山間地振興策として支援いたしました泊港の魚を活用した干物等を販売するサカナクワイ屋が開店しました。また、井戸海水を利用した陸上養殖事業に2業者が着手いたしました。良質な井戸海水の採水が困難であることから平成26年度に繰り越し、現在その対応試験を実施しているところでございますが、サカナクワイ屋同様地元資源の活用、地元住民の雇用、さらには観光資源として地元に資することも期待され、ぜひ成功させたいと思っています。  商工業振興の面からはがんばる企業応援奨励金の拡充を図りましたほか、企業立地促進奨励金を創設しました。また、町商工会と連携してプレミアムつき商品券3,000万円分を発行しました。即日完売で、地域経済の活性化には効果があったというふうに思っています。  移住定住対策としましては、空き家改修補助2件の利用がありました。また、旧雇用促進住宅を購入し、平成24年度から運営しているはわい長瀬団地の平成25年度末の入居率は92.4%と依然高い水準にあります。  子育て支援につきましては、特定不妊治療を受けられた14名の方のうち7人が妊娠、出産に至られたということでございまして、助成金交付の効果が顕著にあらわれたというふうに評価いたしております。  また、東郷保育所と花見保育所を統合した新こども園を建設のため設計あるいは旧花見小学校のプールや体育館の解体工事を進めました。さらに、長年の懸案でございました温泉児童館の地元への譲渡、旧浅津・橋津・宇野保育所の解体、旧羽合幼稚園の跡地利用もできました。そのほか、平成27年度から始まる子ども・子育て新制度に対する取り組みを開始したところでございます。  道路等の生活基盤の整備につきましては、道路については計画的に道路改良を実施し町道今滝線が完成いたしましたほか、橋梁点検、道路ストック点検を実施し、長期的な修繕計画を作成しました。また、維持管理については、地区等からの要望、報告に速やかに対応し、交通事故防止に努めたところでございます。  水道につきましては、水道ネットワーク事業による高辻配水池緊急遮断弁等の設置、老朽管更新により一層の安定供給が可能となり、下水関係では舎人農業集落排水処理機能強化改築工事により安定した給水処理が可能となったほか、公共下水道事業東郷処理区の不明水量の調査により7調査区ごとの不明水の流量調査を分析し、次年度以降実施する詳細調査に向けた指針づくりができました。  健康づくりの面からは、まずがん検診について保健推進員さんの協力によりがん検診申込書、これの回収率は平成24年度の73.8%から78.7%に約5%向上したところでございますが、台風等の影響により集団検診を3回延期したことなどもあり、がん検診の受診率は平成24年度の30.3%から28.8%に減少しました。  しかしながら、平成17年度以降では平成24年度に次いで高い受診率であり、愛称をゆりりん健診として浸透を図っている特定健診とあわせて、引き続き受診率の向上に努力してまいりたいと考えています。歯科の節目健診も始めたところでございます。  ノルディックウオークによる健康づくりにつきましては、平成24年度に引き続き新たに10人の公認指導員の養成を行い、指導員数は20人になりました。教室開催もほぼ予定どおり実施でき、町主催のものが11回で279人、地区要請のものが7回で92人でございました。  一方で、商工会、龍鳳閣主催のウオーキング大会を初め多くの大会が東郷湖周辺で開催され町内外の参加者でにぎわい、地域振興が図られたというふうに理解しています。  次に、国民健康保険事業につきましては、がん、循環器系の疾患による医療費の伸びが顕著で、被保険者数は減少傾向にあるものの保険給付全体として前年度より1億3,600万円増加し、基金5,100万円のうち3,000万円を取り崩して歳出の増加に対応いたしました。今年度の医療費の推移を見守っていますが、丸3年が経過いたします平成27年度におきましては、この税率の見直しも視野に入れなければならないのではないかというふうに考えています。  また、予防接種につきましては、子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的勧奨が予防接種禍等のこともあり一時中断され接種率が減少しました。また、風疹ワクチンも収束期に向かっていたこともあり、接種率が予定より少なかった現状でございます。高齢者・障がい者インフルエンザ予防接種は62.3%と前年よりわずかながらふえ、比較的高率を維持していると思っています。  福祉関係では、まずあいサポート運動によるあいサポーターの養成が進み、平成25年度末の研修受講者数は227人と少しずつ広がってきました。また、平成24年度から始まった支え愛運動支援事業も徐々に地域に浸透し、平成25年度末までに町内13地区で実施できました。今年度さらに5地区が追加できる見込みです。  さらに、認知症サポーター養成は15団体で328人が養成できました。引き続き住みやすく安心して住める町づくりのため、積極的に取り組んでまいりたいと思います。  介護予防事業、筋力トレーニング事業は卒業者、筋トレが定着してまいりまして延べ利用者で対前年333人の大幅な増加を見ることができました。  敬老会につきましては、アンケート調査などを踏まえ羽合、泊、東郷それぞれの地区で開催することになり、各地域とも年々減少しつつありました参加者数がわずかですが増加し、全体として81人参加者数がふえたところでございます。  ゆりはま大平園が実施いたします移動販売に係る運営費の助成、高齢化の進む無店舗地域での買い物支援の充実を図ったりもいたしました。  高齢者クラブの新規加入促進と未組織地区の立ち上げにつきましては、地域に声かけをいたしましたが活動の中心的役割を担われる役員さんの後継者がおられないといったようなことから、なかなか進展が見られませんでした。このことはさらに努力してまいります。  教育関係では、保護者あるいは住民の皆さんとの意見交換会などを経て校舎の新設統合、おおむねの建設場所等について結論を出すことができました。また、家庭学習の充実に向け町版家庭学習の手引を作成し、ことし4月に配付することができました。  公民館制度の見直しにつきましては、社会教育の充実強化を図るため平成25年度で地区公民館を廃止し、平成26年から地域活性化推進員等の設置による新たな公民館体制へ移行することができました。同時に地域にぎわい創出事業補助金の整備、公設集会所の料金の統一なども実施して、住民活動の低下を招かないように配慮したところでございます。  そのほか昨年8月、尾﨑家住宅が国の重要文化財に指定されたのに伴い記念事業として一般公開、あるいは講演会などを実施いたしますとともに、3カ年計画によります国の名勝尾﨑氏庭園の池の修復事業にも着手いたしました。  続いて男女共同参画につきましては、男女共同参画認定企業が12団体になったほか第3次湯梨浜男女共同参画プランを策定し、全町で取り組む推進体制を整えました。  最後に、財政状況につきましては、平成25年度の一般会計の実質収支は2億3,005万2,000円の黒字であり、平成26年度に1億1,600万円を財政調整基金に組み入れることができました。また、平成25年度末の財政調整基金は28億1,454万4,000円であり、財政調整基金や減債基金、特定目的基金を含めた基金の総額で湯梨浜町は平成25年度末59億3,800万円余となっており、鳥取市に次いで県下で2番目に多い額を積み立てています。さらに、実質公債費比率は前年度の16.5%から16.3%と0.2ポイント下がり、将来負担比率も前年度の71.8%から44.6%といずれも一層の改善が進んでいます。  このように平成25年度の事務を遂行してまいりましたが、中学校の統合、東郷地域新こども園の建設、公民館体制の見直しのように時間をかけながら検討し結論を見たものがある一方で、自治基本条例の制定作業のように進行が大幅に遅延しているものもあります。また、努力のかいがあって効果の上がったもの、新しい時代の流れといったものを感じさせる事柄も見受けられるというふうに思っています。このようなことから、平成25年度は進行管理面で反省を要することもありましたが、ほぼ順調な年だったというふうに思っております。引き続き町民の皆さんの幸せと町の発展のため、役場全体が一丸となって取り組んでまいりたいというふうに思っています。  引き続き、一括上程いたしました議案第72号、平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定から議案第89号、平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定まで全18会計の決算認定につきまして提案理由を申し上げます。  平成25年度の各会計の決算につきましては、既に監査委員の御意見をいただきましたので、地方自治法第233条第3項の規定及び地方公営企業法第30条第4項並びに同法第32条第2項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に決算の認定をお願いするものでございます。  監査におきまして指摘いただきました事項や意見につきましては、今後の町政の執行に当たり十分に配慮してまいる所存でございます。  それでは、各会計の概要を申し上げます。  最初に、議案第72号、平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。金額につきましては、千円単位で説明させていただきます。  歳入の主なものといたしましては、町税が14億1,042万6,000円、対前年比0.1%の増、地方譲与税が6,665万4,000円、対前年比4.7%の減、地方消費税交付金などの各種交付金は1億6,412万1,000円で対前年比5.0%の増、地方交付税47億9,255万8,000円、対前年比0.6%の増となっています。国庫支出金7億2,149万8,000円、対前年比0.5%の増、県支出金6億4,936万2,000円、対前年比13.1%の減、繰入金2,087万4,000円、対前年比85.4%の減、町債は5億3,291万円、対前年比19.4%の減となっております。  歳入のそれぞれの主な増減理由といたしましては、町税は町民税が直近の所得状況等により減となったものでございます。ただ、たばこ税の増等によりまして町税全体としては若干の増となりました。地方譲与税は自動車重量譲与税の減もあり減となりましたが、各種交付金は配当割交付金及び株式等譲渡所得割交付金の増により増となりました。また、地方交付税は地域の元気づくり推進費の増等により増額となりました。国庫支出金は、地域の元気臨時交付金や社会資本整備総合交付金の増などにより増額となっています。県支出金は、地域の元気臨時市町村交付金の増はあったものの強い農業づくり事業補助金、森林・林業・木材産業づくり交付金及び地域密着型サービス施設開設準備経費助成特別対策事業補助金の減等があり、全体として減となったものでございます。繰入金は、一昨年度の特別会計に係る地方債の繰り上げ償還を実施したことに伴う減債基金の取り崩しがございましたが、そういったものが昨年度にはなかったことから大幅な減となったものでございます。地方債は大型事業の完了による合併特例債の減額、及び臨時財政対策債の減額等により大幅な減額となりました。  次に、歳出の主なものといたしましては、議会費が8,850万9,000円、対前年比15.2%の減、総務費が16億7,797万4,000円、対前年比1.4%の増、民生費が24億4,511万6,000円、対前年比1.6%の増、民生費が6億5,079万5,000円、対前年比21.5%の減、農林水産費が3億7,313万6,000円、対前年比36.7%の減、商工費が1億4,026万9,000円、対前年比1.2%の減、土木費が8億3,425万6,000円、対前年比4.0%の減、消防費が2億7,167万2,000円、対前年比6.3%の増、教育費が6億4,732万円、対前年比4.8%の増、災害復旧費が448万1,000円、対前年比91.9%の減、公債費が17億1,065万5,000円、対前年比3.2%の減でございます。  これらの歳出の主な増減理由でございますが、議会費につきましては議員定数の削減等によるものでございます。総務費につきましては、庁舎耐震事業の増等により増額となったものでございます。民生費につきましては、民間による地域密着型サービス施設開設の事業完了により、それに係る準備経費助成特別対策事業補助金の皆減や子ども手当から児童手当給付事業への制度改正による減はありましたが、自立支援給付金の増もあり全体としては増額になりました。衛生費につきましては、新斎場建設に係る中部ふるさと広域連合負担金の皆減、及び簡易水道事業特別会計繰出金の減等により大幅な減額となったものでございます。農林水産業費につきましては、強い農業づくり事業及び森林・林業・木材産業づくり事業の実施主体に対しますそれぞれの交付金の皆減や農業体質強化基盤整備促進事業補助金の減等により大幅な減額となりました。土木費につきましては、道路新設改良事業の増はあるものの下水道事業特別会計への繰出金の減等により減となったものでございます。教育費につきましては、花見コミュニティー施設解体工事を含むコミュニティー施設管理臨時経費の増等により増となりました。災害復旧費につきましては、災害が少なかったことにより前年度支出額に比較して大幅な減となったものでございます。諸支出金につきましては、国民宿舎特別会計への貸し付けが増額となったものによるものでございます。  以上のように、平成25年度一般会計におきましては歳入では町税や地方交付税が若干の増額がございましたものの、県支出金、さらに繰入金や大型事業の完了により合併特例債の借り入れも少なかったこと等、地方債の大幅な減もあり昨年度より減額となったところでございます。  また、歳出におきましても扶助費や普通建設事業費の増がございましたが、人件費や公債費のほか補助費等や各種特別会計繰出金の大幅な減により昨年度より減となりました。以前より取り組んでおります経費の削減、合理化の徹底並びに効果的な予算の執行に努めた結果、財政調整基金を取り崩すこともなく財政運営ができ、これにより新たに2億8,510万円を積み立てることができました。  決算収支につきましては、歳入歳出差し引き額が2億5,594万9,000円で、このうち翌年度へ繰り越すべき財源の繰越明許費総額は2,589万7,000円でございます。実質収支額は2億3,005万2,000円の黒字でございました。これにより、地方自治法に基づきます基金繰入金は1億1,600万円となりましたので、先ほどの積立金の内数ではございますが、これを財政調整基金に繰り入れております。  次に、議案第73号、平成25年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。  償還と収納事務のみの会計であり、主な歳入は繰り上げ償還分を含む貸付金元利収入566万円で、歳入合計は568万8,000円でございます。  歳出の内容は地方債の償還に係る経費などで、歳出合計は567万1,000円でございます。  この結果、実質収支額は1万7,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第74号、平成25年度湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。  高齢者及び障がい者住宅整備資金の新たな貸し付けはなく、歳出の内容は既貸付金の償還に係る経費などでございます。実質収支額はゼロ円でございました。  続きまして、議案第75号、平成25年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入は、国保税が3億9,043万1,000円、療養給付費負担金などの国県支出金が3億8,202万5,000円、療養給付費交付金1億7,006万6,000円、前期高齢者交付金5億6,689万5,000円、共同事業交付金2億643万1,000円、繰入金1億3,677万6,000円などで、歳入合計は20億737万3,000円でございます。  歳出につきましては、その大半を占めます保険給付費が13億4,941万9,000円、後期高齢者支援等2億2,570万9,000円、介護納付金1億257万6,000円、共同事業拠出金2億2,325万5,000円、保健事業1,362万7,000円などで、歳出合計は19億7,796万7,000円でございます。  この結果、実質収支額は2,940万6,000円の黒字決算でございました。  次に、議案第76号、平成25年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。  歳入は、後期高齢者医療保険料が1億1,016万円、繰入金5,512万6,000円などでございまして、歳入合計は1億6,743万2,000円でございます。  歳出は、後期高齢者医療広域連合納付金が1億6,309万4,000円などで、歳出合計は1億6,736万6,000円でございます。  実質収支額は6万6,000円の黒字決算でございました。  続きまして、議案第77号、平成25年度湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。  歳入は、第1号被保険者介護保険料が2億9,668万3,000円、国庫支出金が4億1,017万4,000円、支払い基金交付金が4億6,223万2,000円、県支出金が2億3,813万8,000円、繰入金が2億7,577万3,000円、繰越金が4億519万円などで、歳入合計は17億3,567万円でございます。  歳出の大半を占める保険給付費は15億8,233万1,000円、地域支援事業費は2,776万3,000円で、歳出合計は17億726万2,000円でございます。  実質収支額は2,840万8,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第78号、平成25年度湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入は、温泉あるいはスタンド使用料が1,041万1,000円、繰越金254万3,000円などで、歳入合計は1,616万7,000円でございます。  主な歳出は温泉事業と温泉スタンドの管理経費などの総務管理費で、歳出合計は1,430万3,000円でございます。  実質収支額は186万4,000円の黒字決算でございました。  続きまして、議案第79号、平成25年度湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。  歳入の主なものは、使用料及び手数料2億7,873万円、国庫支出金749万7,000円、繰入金5億6,937万1,000円、町債は2億910万円などで、歳入合計10億7,168万7,000円でございます。  歳出の主なものは、事業費の公共下水整備事業費2億1,856万3,000円、公債費は7億9,878万7,000円などで、歳出合計は10億6,454万円でございます。  以上の結果、歳入歳出差し引き額は714万7,000円で、このうち翌年度に繰り越すべき財源の繰越明許費繰越額は714万7,000円でございましたので、実質収支額はゼロ円となっております。  次に、議案第80号、平成25年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。  主な歳入は、使用料及び手数料3,162万1,000円、一般会計繰入金は1億885万6,000円、町債については5,780万円で、歳入合計は2億2,502万9,000円でございます。  また、歳出の主なものは、処理施設に係る整備費等9,382万5,000円、公債費1億2,355万9,000円などで、歳出合計は2億2,502万9,000円でございます。  実質収支額はゼロ円でございます。  続いて、議案第81号、平成25年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  主な歳入は、使用料及び手数料など2,901万3,000円、一般会計繰入金721万5,000円などで、歳入合計は4,112万2,000円でございます。  また、歳出は施設維持に係る経費などの上水道費2,112万9,000円、公債費1,999万3,000円で、歳出合計は4,112万2,000円でございます。  実質収支額はゼロ円でございました。  続いて、議案第82号、平成25年度湯梨浜町長瀬財産特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費でございます。実質収支額は12万7,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第83号、平成25年度湯梨浜町橋津財産特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
     歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費と財産管理費でございます。実質収支額は8,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第84号、平成25年度湯梨浜町宇野財産特別会計歳入歳出決算認定について説明をいたします。  歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区等の管理経費と財産管理費でございます。実質収支額はゼロ円でございました。  続いて、議案第85号、平成25年度湯梨浜町舎人財産特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入は基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区等の管理経費でございます。実質収支額は2,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第86号、平成25年度湯梨浜町東郷財産特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入は財産運用収入、基金繰入金及び諸収入などで、歳出の主なものは財産区の管理経費とそれから財産管理費でございます。実質収支額は35万5,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第87号、平成25年度湯梨浜町花見財産特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入は繰越金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費等でございます。実質収支額は2,000円の黒字決算でございました。  続いて、議案第88号、平成25年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算認定について説明をいたします。  収益的収支は、事業収益は3億2,675万円、事業費用は3億2,028万円となっております。  資本的収支の資本的支出におきましては、企業債償還金8,288万9,000円が主なものです。営業収益と営業費用によります営業利益は1,428万3,000円、それに営業外収益と営業外費用を含めた経常利益は647万円で、損益勘定における当年度純利益は647万円の黒字決算でございました。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきまして、過年度分、当年度分の損益勘定留保資金で補填いたしました。また、剰余金の処分につきましては、当該年度未処分利益剰余金は598万8,000円でございます。利益剰余金処分額につきましては、減債積立金として30万円、建設改良積立金として568万8,000円を承認後にそれぞれ積み立てることといたしております。  次に、議案第89号、平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について説明をいたします。  収益的収支は、給水収益などの営業収益と営業費用によります営業利益は2,075万2,000円で、それに営業外収益と営業外費用を含めた経常利益は1,887万円。損益勘定における当該純利益は1,877万円の黒字決算でございます。  資本勘定におきましては、資本的収入は一般会計からの出資金2,980万円などでございます。資本的支出は、建設改良費では水道ネットワーク事業に伴う工事費などで7,258万8,000円、企業債償還金は1,212万2,000円で支出合計8,471万円でございます。資本的収入が資本的支出に不足する額5,392万9,000円につきましては、当年度消費税資本的収支調整額と過年度分及び当年度損益勘定留保資金で補填をいたしました。  また、剰余金の処分につきましては、当年度未処分利益剰余金については7,468万円でございます。利益剰余金処分額につきましては、減債積立金として150万円、建設改良費積立金として1,098万4,000円をそれぞれ承認後に積み立てることといたしております。一般会計への納付金は628万5,000円を予定いたしております。  以上、提案いたしました湯梨浜町一般会計及び特別会計並びに公営企業会計決算につきまして、その概要を申し上げました。御審議の上、御認定を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(光井 哲治君) ここでお諮りいたします。次に決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明ですが、内容はお手元の決算書のとおりでありますので補足説明は省略したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明は省略することに決定いたしました。  以上で決算認定及び剰余金の処分に係る提案理由の説明は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。再開は30分に再開いたします。              午前11時24分休憩     ───────────────────────────────              午前11時30分再開 ○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  続いて、監査委員の決算審査意見の報告を求めます。  礒江代表監査委員。 ○代表監査委員(礒江 俊二君) 平成25年度の湯梨浜町歳入歳出決算について審査をしましたので、その結果を報告いたします。  黄色い背表紙のペーパーをつくっておりますけれども、審査の対象は先ほど説明ありました平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算ほかで合計18会計でございます。  はぐっていただいて審査の期間ですが、7月8日から7月30日までの間、各課との意見交換を行いました。8月はテーマを絞っての追加調査、それから取りまとめの作業を実施したところでございます。  4番の審査の結果でございますけれども、調書は関係法令に準拠して作成されており、その計数は妥当なものと認められたところでございます。  予算の執行及び関連する事務の処理は、おおむね適正に行われているものと認められたところでございます。  3ページからが決算の概要でございます。  決算規模でございます。これは一般会計及び特別会計で水明荘と水道事業の公営企業を除きまして、財産区の特別会計を含んでおります。  一番下の表の下のところにまとめておりますけれども、平成25年度の決算規模は歳出ベースで144億円余で、前年度は表を参考にしてもらえば結構ですけれども10億円超の大幅減でありましたけれども、25年度も前年度に引き続き歳入歳出とも3億5,000万円程度の縮小となり、平成20年代になって最も小さい規模となりました。国保特会や介護特会の増額はありましたけれども、先ほど説明がありました人件費の減、それからはぐっていただいて中部広域ふるさと連合負担金の減、それから農林水産業費関係の減と、それから下水道補償金免除繰り上げ償還の終了に伴う下水道会計の減等によるものでございます。もちろん行財政運営を図る指標ということで、財政規模のみではありませんので断定的には言えませんが、しかし予算段階でよく新聞紙上なんかでお目にされると思いますけども、今年度は対前年1割増、10%増の積極予算だったと言われるように、この財政規模についても行財政運営の大きな指標だと思います。  この結果を今後実施予定の中学校統合新設、幼保一体化施設等の大型事業に備えた堅実な行財政運営の結果と好意的に見るのか、あるいは平成25年度は現状維持に終始した消極的な行財政運営の結果と批判的に見るのかは、それぞれ皆さんの意見の分かれるところだと思います。  決算収支につきましては、形式収支は3億2,300万円余、実質収支は2億9,000万円余となり、いずれも前年度に比べて減少しましたが、これは財政規模が縮小したことに伴う結果でもあり、やむを得ないものと思います。  ただ、このような中にあっても、先ほど町長から説明がありましたけれども、基金については新たに6億2,400万円が当年度積み立てられた結果、64億3,300万円に達したということでございます。  また、起債の償還についても着実に行われたところ、順当に減少しているところでございます。  4ページの下の予算執行の状況ですけれども、収入率が98.0%、それから執行率が95.8%ということで、おおむね予算に沿った適切な執行がなされたものと認められるところでございます。  5ページの財政の構造でございます。これは一般会計と住宅新築資金等貸付事業特別会計及び高齢者・障がい者住宅整備資金貸付事業特別会計、この3つの会計が普通会計に該当しますんで、これのみの数字でございます。  6ページをお願いします。上のほうにコメントをまとめております。平成25年度における歳入歳出構成の特徴は、歳入面では繰入金及び地方債の発行額が大幅に下がったこと、これは先ほど言いました繰り上げ償還に伴う繰入金の終了、並びに合併特例債の発行減等によるものでございます。  歳出面での減額は、人件費の減、広域連合負担金の減、農林水産業費の減等に伴うものでございます。  なお、一方で依然として扶助費の増額傾向が続いているということは注視しておく必要があろうかと思います。  財政分析でございますけれども、平成25年度の財政力指数は0.27ということで、前年度と変わりはございません。これはもともと3年間の平均数値でございますから、余り大きく変わる数値ではございませんが、依然として県下市町村平均の指数を下回っているという状況でございます。  経常収支比率は86.8%で、前年度と比べて2.8ポイントの減ということでございます。歳入面で町税や交付税等の自由に使用できる収入が増額となった一方で、歳出面では人件費や公債費等の経費が抑制されたということが要因だと思います。  それから、起債の状況は、先ほど申しました前年度末残高に対し14億4,799万3,000円減少したということでございます。  それから、7ページの下の債務負担行為は大きな移動はございません。  8ページをお願いします。以上、25年度歳入歳出決算の概要ということで大きく見てみますと、平成25年度も歳入歳出規模の縮小等厳しい状況の中ではあったが、一方で起債残高の着実な減少、基金積立金の増加等、引き続きこれまでの堅実な行財政運営が確保されていると認められるところでございます。  これをどう見るのか、先ほど申しましたように意見が分かれるところでございますが、監査委員の立場としては間近に迫る交付税の合併特例期間の終了、中学校新設統合等大型事業の実施、子育て、雇用推進施策等を中心とする人口減少社会への対応など中長期課題を見据えた上で、これらに今後適切に対処していくための力を蓄える年度であったものと強く思いたいというところでございます。  9ページ以降の各会計の決算状況でございますけれども、大体先ほど町長さんから説明がありました。省略したいと思いますけれども、ただ、14ページの国民健康保険事業特別会計につきましては、先ほど来町長さんから保険給付費が1億3,000万円もの増額になったということでございますけれども、会計自体としては歳出ベースで前年度対比9,984万7,000円の増額となっております。前年度がたまたま4,600万円の減少であったけども、直ちに25年度は9,900万円余の増加ということで大幅な急増となったことを見ますと、やっぱり医療費の増加傾向は続いていると見るべきであり、引き続き早期発見や早期予防、早期治療の促進施策の充実が重要な課題となっていると考えられます。  我が町では、これまで特定健診やがん検診の受診率向上やジェネリック医薬品利用等の取り組みを通して医療費の抑制に努められてきておりますけれども、特に目立った効果はあらわれていないと思います。特に若年層の受診率の低迷や、先ほど町長さんからも説明がありました湯梨浜町では循環器系の疾患やがん疾患に伴う診療費が多額となっている傾向がわかってきた以上、今後は一律に受診の呼びかけをするんじゃなくてある程度重点テーマを決めて受診率向上方策を検討するとか、自己負担額を軽減するなどを試行的に導入してはどうかなどの戦略的な施策の検討が重要となってくるんじゃなかろうかなと思うところでございます。  それから、次に介護保険特会でございます。15ページ。これも歳出ベースで9,000万円超の大幅な増額となったところでございます。これは前年度は比較的軽易な介護サービスが増加傾向になってたんですけれども、25年度は地域密着型介護サービス、それから施設介護サービスが増加したということによるものでございます。その中でも、25年度は認定率が減少したという結果が出ております。これは喜ばしいことではありますが、よくよく考えてみますと65歳以上ということで団塊の世代が65歳になったという社会的結果があろうかと思います。それだというふうに、またここ二、三年は下がってくるんじゃないかなと思います。ただ、介護認定の拡大傾向も続いているんじゃないかというふうに思うところでございます。  (2)にちょっとまとめておりますけれども、介護保険制度は制度創設以来初めて制度の点検なり変更が行われようとしているんじゃないかなと思います。平成27年度からは、要支援1・2に係る訪問介護、通所介護については市町村の一般事業に移行して、各市町村がその地域の実情に応じて実施する総合事業というものに移行されます。従来の認定事業所のほかNPOや民間企業、ボランティアなども参加することが可能ということ、それから特別養護老人ホームへの入所は原則介護3以上からに限定するという制度も導入されます。さらに、当町でも現在平成27年度から29年度の保険料改定に向けて現在審議中でございますけれども、県の試算によりますと月額1,000円以上のアップになる。これは1号被保険者でございますけれども、という大幅な引き上げが必要となるということでございます。今までの制度を踏襲していくだけじゃなくて、介護給付実績を積み上げて新しい保険料を単純に検討するという作業だけではなくて、別途県の先ほど町長さんも言われました支え愛補助金等を活用して一般事業を充実することによって介護保険特会の任意事業をある程度軽減していくとか、それから地域支え愛事業の充実を図るなどによって保険料の引き上げ幅を抑制していく方策を模索するというふうな、今後の町支援のあり方についても議論、検討していく必要があると思うところでございます。  それから、今回審査意見として個別にも上げておりますけれども、19ページの国民宿舎事業特別会計でございます。水明荘特会でございますが、19ページの下のところに予算執行状況はおおむね計画どおりの執行だと。ただ、収益的収支は予算上では776万9,000円の収益を見込んでおりましたけれども、最終的には647万円の黒字となった。ただ、これは25年度は事務長が一時期欠員の時期があったり、それから正職員にかえて臨時職員を雇用したとかいうことによって人件費が削減となったことなどによる特殊事情でございまして、営業収入は3億2,581万3,000円、これは消費税込みでございます。消費税抜きの場合は3億1,029万8,000円となります。と減少傾向が続いているところでございます。  それから、資本的収支の支出は、先ほど説明がありました企業債償還金の償還元金に係る経費でございます。  経営状況でございます。昨年度の報告書でも言及しましたように、水明荘は近年では営業売り上げが伸び悩み、何とか経常収支の黒字は確保するけれども、企業債償還に要する経費はこれまでの剰余金の取り崩しや施設設備の減価償却費相当額を充てる形態で推移してきた。ただしかし、23年度以降はこの過年度剰余金積立金も使い果たした結果、当期利益金及び減価償却相当額のみでは企業債の償還財源が不足するというために、毎年度2,000万円単位の町一般会計からの長期借入金を充てることによって何とか経営を維持しているというのが現状でございます。25年度においても、先ほど申しました事務長の一時期の欠員等の特殊事情によって営業利益は1,428万3,000円となったものの、企業債償還金を賄う資金が不足したために町一般会計からの長期借入金2,800万円の借り入れを行って、何とかしのいだという苦しい経営状態でございます。  25年度の決算ですから26年度はあれですけれども、26年度においても現在この苦しい状況は続いているというよりもますます悪化の道をたどっておりまして、もはや現場の努力を期待しての好転という段階を通り越して、オーナーである町みずからが抜本的な措置をとらなければならないという危機的な領域に突入している状態だというふうに思います。詳細につきましては、改めて31ページからの審査意見の中で申し述べたいと思います。  23ページの財産の状況は、公有財産から債権まで特に大きな移動はございません。  24ページは基金についてでございますけれども、先ほど説明がありました。5億8,000万円程度の増加で、25年度末残高が61億2,355万1,000円となったということでございます。  25ページ以下が審査意見でございます。今年度は2つ上げております。  毎年というか上げております収入未済金対策についてでございますけれども、平成25年度における収入未済金というのは28ページから30ページまでに上げております。見てみますと、現年度滞納分につきましては251万3,000円の減少となりましたけれども、滞納繰り越し分については逆に555万8,000円の増という結果になりました。だんだんと徴収が難しい事案がたまってきているなという傾向がうかがえますけれども、依然として当町の収入未済額全体では2億円を超えているということでございます。現在、町税等整理対策本部設けて全庁的な取り組みを展開されておりますが、現年滞納分の解消についてはこの取り組みが一定の成果が上がってきたなというふうに認められますけれども、過年度の徴収困難事案に対する取り組みについてはまだまだ検討すべき事項が多々あると思われます。昨年度の決算審査では、個々の事例を持ち寄って今後の徴収困難なもの、きわめて悪質なもの等に仕分けの上、当町における債権放棄の基準や訴訟提起の基準を検討した上で、論理的な手続を進めていくべきだというふうに指摘をしたところでございますけれども、平成25年度の検討状況を見てみますと、まだまだ具体的な基準を議論、検討する段階には至っていないと思われます。それだけではなくて、収入未済金に係る法律的理解について改めて全庁的に徹底していくということが重要であるなと思ったところでございます。  収入未済金の中には、公法上の債権と私法上の債権があります。28ページからの表の中にもこれらが混在しておりますが、適用される法律が異なるために整理対策としてとっていくべき方策や特に留意する点が違ってきます。  26ページに簡単に表を上げていますけれども、左側の収入未済金、これが債権でございますけれども、1のところが上が公法上の債権、下が私法上の債権ということで、ある程度現実に当町で扱っとる債権等を上げております。  この表のポイントは、右の枠を見ていただいたらわかりますけれども、公法上の債権につきましては時効の援用が不要ということで、5年を経過したら自動的に債権は消滅するんですよ。それで強制徴収権のない公債権についても同じこと。  一方、私法上の債権については時効期間は10年でございますけれども、時効の援用が必要ということで10年経過後であっても相手方が消滅時効の成立を主張しない限り死んだっていつまでも続いていくということでございます。ここが大きな違いでございます。  それで当町の滞納繰り越し分のそれぞれの明細書を見てみますと、上の公法上の債権に分類されるものであっても、既に滞納から10数年を経過しているにもかかわらず相変わらず滞納事案として取り扱われている事例というのは数多く見られます。下水道使用料については、平成10年からのもんであります。それから、保育料については平成12年度からのものがございます。農業集落排水の使用料については17年度からのものもございます。等々、10数年経過しとってもまだ上がっておる。このような事案につきましては、最後にこちらが督促した日あるいは相手が最後に分納した日、あるいは最後に分納を誓約して調書を出した日あたりが重要なポイントになってきますけれども、ここらあたりがまだ全庁的に整理が未整理じゃないかなというふうに思います。その日から5年が経過しとったら、先ほどの表でいったら自動的に権利が消滅しますから不納欠損の手続で債権を落とさんといけんという作業が必要になってきます。  それから、27ページ(3)で上げておりますけど、一番最初に申しました債権放棄の基準というのは、私法上の債権は時効起算日から10年を経過しても相手方が消滅時効が成立しているんで支払う必要はないはずという主張をしない限り、いつまでも滞納事案として残っていく。中には相手方が既に死亡していて、相続人がもう都会へ出ちゃってどこに住んでいるかわからないとか、あるいは会社が倒産して既に解散済みで清算も結了済みだというふうなケースなどもございます。今後の徴収がほとんど見込めない場合もありますけれども、そのようなケースについては議会の議決を経て債権の徴収権を放棄する場合の取り扱いの基準だということでございます。  山でいうと8合目に入っているなという去年思いがあったもんですから、まず県みずからと県内の状況はどうだろうかといって県に出向いて聞き取り調査を行いました。それによりますと、都道府県レベルでは既に35の都道府県が何らかの基準を設けている。県内でも鳥取市、米子市、八頭町が条例を制定して基準を検討済みだということでございます。県も今までは担当者もマニュアル的なものをつくっとったんだけども、これを見直して今整理しようとちょうど作業をしている最中だということでございました。これも県の監査委員に指摘されたり、議会で質問があったりしたようでございますけれども、それで中身的にはどうしても安易な運用は逆に滞納者のモラルハザードを助長してしまうおそれがあるということでございますし、真面目に納入している多くの町民の理解が得られるもんでなければならないということから、どうしても厳しいものとならざるを得ない。まず大前提として、時効期間成立の10年間は適切な債権管理、いわゆる督促やそれから納付してくださいよみたいな納付指導や、それを行った上でどうしても調査をしても極めて徴収困難、あるいは滞納額は少額で明らかに調査の経費を持ち出しになってしまうケースに限定されるだろうなということでございました。詳細については、資料をもらってきておりますんでまた事務局のほうに差し上げたいと思いますけれども。  以上、徴収困難事案に対する当町の対処方針はまだまだ整理が必要な事項が多くて、今後は一見手戻りとなるようでございますけれども、内部的には個々の事案ごとに先ほど言いましたまず時効起算日の再確認をするとか、これまでどのような納付勧奨指導なり行動を行ってきたのか、相手方はどうなのか。もう既に死亡されている、それから相続人が相続放棄をされているとか、そういうふうな状況を改めて調査を行うなどして、それから対外的には県内でも検討は進んでいるようでございますから周辺市町村の取り組み状況等も調査して、充実した論理的検証を行う必要があるというふうに考えているところでございます。  それから、2点目でございます。31ページでございますけれども、水明荘事業の今後見通しということで、水明荘の経営状態については先ほどざっと25年度の経営状況は説明いたしました。現在でも好転の兆しは認められず、むしろ悪化状態が加速しているということは報告したとおりでございます。26年の本年度の4月から7月末現在の営業売り上げは対前年度比10%程度の減ということで、営業利益も510万円強の赤字、経常利益は475万円余りの赤字という状況でございます。既に26年度予算化されている町からの長期借入金、これは2,900万でございますけれども、これではこの営業状況では今年度は足らずに、年度の後半になってくると月々の運転資金にも苦慮し、新たに1,000万円程度の追加借り入れを検討せざるを得ない状況じゃないかなと思っております。  この水明荘の今後見通しにつきましては、水明荘さんのほうで作成しております経営健全化計画、これは私どもが見ますと現状を見れば余りにも楽観的な計画だと思いますけれども、26年度以降の営業収益は現在の3億1,000万から5%増加の3億2,700万円程度、営業費用中の人件費は3%節減ということを見込んだ上で、平成30年度までは2,000万から2,300万円程度の長期借入金を必要とするが、その後は返済も含めて自立経営が可能という想定がされております。  これを私どもが加工してつくった33ページ、別紙1がこれでございます。まず、この表は通常の貸借対照表じゃなくて損益計算書なりの表に新たに減価償却費とか企業債償還金だとか、それから一番大きなところは太枠で囲っております資金不足額あたりを加えた表でございます。  ポイントの1点目は、営業収益、一番上のあれで平成25年度までは実績でございますけれども、26年度は先ほど申しました現状から5%増ぐらいの3億2,700万ぐらいを想定している。それから、2点目は営業費用のうち人件費等は3%節減ということで、ずっと現状よりも少なくなっていくということでございます。  それから、ポイントの2は平成27年から平成28年度の営業費用の欄が3億900万から2億8,100万ぐらいにどんと落ちていきますけども、これは③の「うち減価償却費」というのが5,400万から2,600万に半減します。これは設備に係る耐用年数が到来してくるっちゅうことで、費用のほうは一見少なくなるけれども、それだけ設備の老朽化が進んできているんですよということです。  それから、それに伴って3点目は⑨の経常損益のところ、27年度から28年度にかけて帳簿上は1,100万から4,000万に好転するように見えますけれども、これは先ほどの減価償却費、営業費用がぐんと安くなることによって出てきた結果で、帳簿上のことでございます。  それで一番のポイントは、この資金不足額でございます。27年度、28年度、先ほど経常損益がぐんと帳簿上、上がるとしても、資金不足はほとんど変わりがない。27年度から28年度。先ほど説明しました計画では26年度以降の営業収益を多く5%アップで見ることによって、一番下の差し引きのところがずっと町の借入金はありながら黒字経営で、31年度からは借りなくても何とかやっていけますよという計画でございます。  水明荘経営の中長期見通し、これは私どもが試算してみたところでございます。これもベースは先ほどの経営健全化計画でございますんで、多少やっぱり楽観的だと思われますが、これを簡単に説明しますと別紙の2になります。ポイントは、一番上の営業収益は3億1,000万、現状程度。それから、営業費用は3億1,000万ということで現状程度。25年度は先ほど欠員があったり、それから正職員を臨時職員に変更したりということがありましたので24年度程度と同じように見ています。ということになりますと、資金不足額を見ていただいたら31年度まではずっとマイナス、それで今26年度は2,900万が予算化されております。来年度以降、27年度以降も2,000万程度がずっと一般会計の長期借入金として見込まれておりますけれども、一番下を見ていただいたら940万から多いとき、27年度あたりは1,500万資金不足に陥りますよ。ということは首が回らなくなりますから、さらに追加の借り入れが必要でございます。追加の借り入れをしたら、31年度までではなくて32年度以降もそれの返済の元金と利息がだっと入ってきますんで、まさに自転車操業の状態ではないでしょうかということでございます。私どもの見立てはそうでございます。  それで下のほうに書いておりますけれども、そしてこれ以上の経営悪化に陥った場合には借入金返済のためにまた新たな借入金を必要とするという、まさに自転車操業の崖っ縁状態ですよということでございます。  さらに、平成28年度には冷暖房等設備関係の耐用年数が終了し、今後は修繕費の増加が懸念されるし、これらの設備の更新工事による数千万から1億円を超えるかもしれません、その出費のリスクも高まってきます。さらに大規模設備の更新工事ということになれば、長期間の営業休止やその間の職員をどう処遇していくかという直接する関連課題も浮上してまいります。聞き取りのときにもありましたけれども、職員の中にはいまだに水明荘の経営は苦しいことは知っているけれども宿泊業という営利事業であるということで町の行政運営とは一線を画す、距離を置くという発言がまだまだ見られます。そこには町の職員が配置されて、町の行政組織の一つでもあるっちゅうことは間違いございません。まさに町行政の一環であることには間違いはないということでございます。  今後、大規模設備の故障や臨時休業等の事態が発生してから慌てて議論を開始していても、手おくれであるということは明らかでございます。さらに民間に売却する、あるいは指定管理へ移行する、あるいは一部を温泉活用の老人福祉施設に用途変更して複合施設化にするなどの大きな方針変更が必要な場合には町民の理解を得なければなりませんし、それから水明荘は水明荘だけの問題じゃなくて、旧東郷地域全体の活性化への影響など間接的な課題も検討されなければならないと思います。ここは監査委員の素人の分析だけじゃなくて、税理士、公認会計士でも結構です、あるいは経営診断員等専門家による経営分析を行って、これをもとに正確な経営状況についての認識を共有した上で執行部は当然ですけれども議会におかれても今後のあり方や方針、具体的にどういうふうに対処していくんだろうか。ある程度一般会計からの繰り入れを覚悟されながら、強化方策を検討されるという道筋を選択されることもあるでしょう。それらも含めて議論、検討を開始する必要があるんじゃなかろうかと考えるところでございます。  最後になりました。時間相当とりましたんで、終わりにということで総合所見としてまとめてございます。35ページです。  今回の決算審査は、個々の事業のよしあしというよりも当町における現在の重要課題は何だろうか。そして、その取り組み状況は進んでいるんだろうかという姿勢を意識しながら聞き取りに臨んできたところでございます。中学校の統合新設の方針や新公民館体制等につきましては方向性も決まって、今年度は実施に移ってきておりますけれども、先ほど来議長さんからも、それから町長さんからもありましたけれども、27年度からの地方交付税合併特例措置の段階的廃止が始まってまいります。それから、国保特会や介護特会の今後のあり方とその対応方法の検討もあります。それから人口減少社会への対応ということで、子育て支援引き続き充実させていくということを町長さんも言っておられましたけれども、追加指標等を求めたところでは特に我が町の子育て支援施策というのはあんまり特色がある、今となってはどこの町もやってるような施策がずっと並んでるなと。  ちなみに周辺のを調べてもらった資料をもらったら、倉吉市は第3子以降の給食費を3割減の取り組みを始めております。それから琴浦町は、第3子以降の保育料を原則無料化の取り組みを始めておられます。また、当町はチャイルドシートを1カ月間無料貸し出しということでございますけれども、三朝町さんはチャイルドシートの購入費は3分の2補助。1カ月でそれぞれの家庭がチャイルドシート不要になるとは思えませんので、どちらが効果的かなということも含めていろんな施策の検討があろうかと思います。  それから、先ほど申しました水明荘の経営課題、それから当町にもさまざまな大規模施設がございます。各課がまとめとられます事業報告書でも、やっぱり龍鳳閣やハワイゆ~たうん、泊のグラウンドゴルフふるさと公園のスーパースライダー、それから体育館、野球場等の体育施設についてはこれからの施設設備の老朽化と更新対策が心配だというふうに上げておられます。昨年の財政推計を見てみましたら、これらの経費は見込んでありません。これらをいつごろどういうふうな計画で対応していくかというのも今後の課題だろうと思います。いろんな重要な課題が山積していると思います。  25年度は比較的静穏な年度であっただろうというふうに私どもも印象を持ちましたけれども、こういうときこそ今後の自分たちの課題というものをどういうふうに対処していくか、真摯に議論検討を重ねていくことが重要であるなと思ったところでございます。  第3期の宮脇町政がスタートいたします。これらの難題に適切に対処し、今後の活力ある、活気ある湯梨浜町政の展開に向けて改めて期待したいという思いでございます。  以上、監査委員としての報告でございます。 ○議長(光井 哲治君) 以上で監査委員の平成25年度決算審査意見の報告を終わります。  しばらく休憩します。再開は午後1時15分予定です。               午後0時23分休憩     ───────────────────────────────               午後1時13分再開 ○議長(光井 哲治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで、監査委員の決算審査意見書に対して、町長より処理方針についての発言を求められておりますので許可します。  宮脇町長。 ○町長(宮脇 正道君) ただいま代表監査委員から、平成25年度決算審査意見書の御報告がございました。審査意見としていただいた御意見も、いずれも重要な事柄であるというふうに思っております。  以下、御指摘いただきました個々の事案について対応方針を申し上げます。  まず、1点目の収入未済金対策でございます。このことにつきましては、滞納整理対策本部を中心としまして、担当課がそれぞれ期限内納付の促進や納付勧奨などにより滞納を出さない取り組みを行っており、成果が上がっているものもありますが、一方で御指摘のありましたように過年度分を中心に長期化、困難化している案件も多く、滞納金額が増加している状況は御指摘のとおりでございます。  そこで、平成25年10月からは個々の徴収困難案件について滞納整理対策本部で協議を行い、方向づけを見出そうとしているところでありますが、26年度におきましては監査委員の御意見にもあるようにさらに個々の案件の督促状発付日や時効完成予定日、交渉記録などについて事務局において確認を行い、より具体的な滞納整理を進めていくこととしているところでございます。  また、周辺市町村の取り組み状況につきましては、中部市町を中心に聞き取りを行い把握しているところではありますが、さらに先進的な事例を調査し、町にとって有効と思われることについては積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
     2点目の水明荘事業の今後の見通しにつきましては、平成25年度は支配人、事務長と慌ただしく入れかわりまして、現場におきましても混乱の中でやっと人的に整ったところでございました。出雲大社の遷宮効果と思われます10月、11月の増客と12月の忘年会等で多少伸びたところでございますが、結果として宿泊者数1万3,817人、対前年84人の減、休憩者数3万6,800人、対前年993人の減、事業収益3億2,027万9,846円で、収益的収支につきましては人件費の削減等により646万9,800円の純利益となったところでございます。  しかしながら、今年度は4月からの消費税の増税の影響、6月、7月の天候異変といいますか、特に7月の異常高温等での出控えなどによりまして予想外の落ち込みとなっております。5月から8月は何とか昨年並みの売り上げを達成しているところなんですけれども、4月から8月までの対前年比で見ますと8.8%の売り上げ減というそのような状況になっております。この数値自体は町の全体の旅館の組合、東郷温泉、羽合温泉の状況よりもやや少し落ちている率が高いんかなというふうに感じておりますが、町外の温泉地あたりと同じような数値ではないかなとも思っております。  平成27年度から水明荘の長期健全化計画に沿った長期借り入れをしながら、毎年度末資金ショートの不安等も抱え、何とか進めているのも現実でございます。運営に当たりましては、資金不足の件は長期健全化計画のもとキャッシュフローを見据えながら資金管理に努め、各費用の見直しを行いながら進めているというところでございます。  集客につきましては、現場の支配人を中心に新たな宿泊プランの提案と地元セールスの強化、拡大により増収増益に努め、施設設備関係につきましては適切な早目のメンテナンスということを心がけてまいりたいと思っております。  また、職員につきましては現在の経営状況、これを共有いたしまして意識改革を図り、常にお客様の目線で対応を心がけていくようなことにしてまいりたいと思っています。  全体的な経営方針につきましては、運営の効率化、サービスの向上、営業力の強化などに努め今より1歩も2歩も進めていくこと。その努力をする一方で、このたび頂戴いたしました御意見の内容を真摯に受けとめ、どのような姿が望ましいのか早急にしっかりと検討し、今後に向けた方針を皆様とともに考えたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、議案第72号から議案第89号までの各議案に対する総括質疑を会計ごとに行います。個別質疑はしないようにお願いをします。  議案第72号、平成25年度湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。  7番、酒井議員。 ○議員(7番 酒井 幸雄君) 25年度の決算について、総括的に伺ってみたいなっちゅうぐあいに思っております。  25年度予算をつくられて、町長が思いを述べられて、そのときにも申し上げました。この防災対策にしても、それから環境対策にしても、その地場の産業をつくっていくにしても、地域とのつながりがもっとなければ何も生まれてこないんじゃないか。そういう質疑をいたしました。  今回、所信表明で4年間の考え方を冒頭町長は述べられました。人に優しく、しなやかで足腰の強い町づくり、この考え方というのは前から申されておる。安心して暮らしていける町、安心して暮らしていける地域、そのことは言われていました。今回出てきたのは、役場も積極的にかかわっていく。そういう方針が示されたけど、25年度はどうだったのか。地区公を体制を改めるときにも何回か申し上げましたけど、地域を活性化するために行政とその地域が一体となった取り組みをしていく必要がある。そういうことを申し上げてきました。どのように検討されて、それがどのように前に今進んでいるのか。その辺も含めてお聞きしておきたいな、このように思っております。  地域の活力をつくるために地域の資源、湯梨浜町にはいっぱいあるわけですね。例えば宇野でいえば尾﨑邸があって、それを核にしていろんなところから交流人口をふやしていく可能性もあるわけで、地域の人とその知恵を出し合えば地域に金が落ちる形もつくれてくる可能性があります。舎人地区でいやあ滝があるわけですけえ、その滝を何とかうまく利用しながら地域の人と連携していけば、地域の活性化につながる方向も見えてきます。泊地区でもグラウンドゴルフのふるさと公園、これは人造的につくった施設なんですけど、まだまだいっぱいそれを活用する方法は地域の人と連携すればあるんじゃないか。その公園と漁業を連携する形も含め、地域の人からいろんな考え方を聞くこともできる。そういう地域の力を本気で出そうとする姿勢が25年度には見えなんだ。私はそのように判断していますけど、町長はどうなんでしょう。  子育てにしても、若い子育て世代がたくさん住んでいるところにあっては、いろんな住民が持つニーズっちゅうのは出てくると思います。そういうのを町はつかんでいるのか。湯梨浜町全体だけで平均化しちゃうんじゃなしに、それぞれの地域にある課題をどうつかんでおるのか。先ほど言いましたように、町長が言われる地域の安心とは何なのかをつかんでおるのか。地域の住民が、例えば泊地区に住む住民がだんだん安心して暮らせるようになったなと思っておられるのか。舎人地区や宇野やそういう地域に住んでおられる方がそう思ってきたのか。その辺をやっぱししっかりと総括されにゃ、言葉だけに終わってしまう。そのことを今回の所信表明で改めて役場が積極的にかかわると言われただけど、今までの総括を含めてこれをこう変えるんだっちゅう部分をちょっとお聞きしておきたいな、そのように思います。 ○議長(光井 哲治君) 宮脇町長。 ○町長(宮脇 正道君) 地域とのつながりということで、福祉にしても防災にしても地域の中でどのように取り組んでいくかということは非常に大切なことでございます。ある意味、その肝と言えるかもしれません。  そういった意味から25年度を振り返ってみますと、例えば防災につきましては津波ハザードマップを作成したりとか、そういったことに伴う地元での説明会というようなものを希望に沿う形ですけども結構な数開催しとるということがございますし、福祉の面につきましても先ほど申し上げましたように地域支え愛運動やそれから要介護者の支援のシステム、そういったことについてもかなり数的にはふえたりしておりまして、団体数もふえる、集落数もふえるということで進んできているように思っております。  一方で、そういうことで進んでいる一方で、もう一つは実は本当は地域の中で少数で真に困っておられる方たちの部分というのがあるように思っておりまして、そこのところまでの入り込みというのがちょっと不十分じゃないかなということは感じております。そのあたりの思いを込めて、役場もより寄り添う形でという表現を使わせていただきましたけども、そのあたり26年度もう少し細やかに集落を見てみたいというふうに思っているとこです。 ○議長(光井 哲治君) 7番、酒井議員。 ○議員(7番 酒井 幸雄君) 町長の一人の考えじゃなしに、役場の職員全員がどう地域とかかわっていくのかっちゅう意思統一した考え方を持たなければ、なかなか実行はできてきません。それぞれ職員の皆さんは担当を抱えておられて、それに専念して頑張っておられるだけど、その担当の事業するにしても地域の皆さんの考え方が入ってくることによってまたいろんな別な考え方も生まれてくるんじゃないかな、そのように思っております。地域の情報を知るためにも、もっと行政自体が変わらなだめだなっちゅうぐあいに思っております。なかなか変わらんです。何が原因で変わらんのかっちゅうのがわからんわけです。その辺をお尋ねしておきたいなっちゅうぐあいに思います。今度こそ、この26年途中からでもその辺が変わるような形になってくるのか。そのことをお聞きしておきたいなと思います。25年度は中学校の統合という大きな問題があって、積極的に住民との意見交換会をされた。あれはいいことだな、そのように思っております。  ただ、その意見交換会をされるに当たって、前もって当局がそれなりの方針を持っちゃうとなかなか住民から率直な意見ちゅうのは出てこんわけで、今回の統合問題で決まった後からでも一方的に役場がやっただっちゅう、そういう誤解っちゅうかそういう思いを持たれとる方もまだまだたくさんおられるわけで、意見交換会も一遍きちんと総括されてみて、これから行う意見交換会はこうでないといけんっちゅう部分を一遍つくり上げて、私たちにも示していただきたいな。そのように思っておりますんで、そういう確認をさせていただけるんでしょうか。 ○議長(光井 哲治君) 町長、答弁。 ○町長(宮脇 正道君) 住民ニーズを把握しようとするときに、各区からの要請とか団体からの要望とかその大きなくくりでの事柄は把握できると思うんです。今、酒井議員がおっしゃった意見交換会にしても、その場で話せるのはきっと大きなことだろうと。地域の中で本当に困っておられるという話は、もっとそういう場所には出てこない話がたくさんあるんじゃないかというような意味で、先ほどのことを申し上げたところでございます。  ちょっと話は変わりますけど、このたび実は、きのうでしたかおとといでしたか、TCCの町長引き続きということでインタビューを受けたんですが、そのときにTCCさんのほうがアンケート調査をやってて、今の町政についての意見とかやっておられまして、その結果を踏まえて発言を求められるということがありました。  例えばですけれども、なかなかそういう地域の中で困っておられることとか本当にあって、その意見が役場のほうにもちゃんと届いてこないし役場も認識していないというようなことがあるんなら、アンケート調査というか例えば地域の中にその70歳以上なら70歳以上の体の不自由な方、単居の方、どのくらいおられるかあたりを把握して、そのあたりの人の状況調査みたいなものもやってみるのも一法かなということは実はそのインタビューの際に感じたところでございまして、そのような方法もちょっと考えてみたいなと思っているところです。そういうことでも通じてやらないと、なかなか役場のほうが地域の情報をつかむといってもやっぱり届かない声というのもそこそこあると思います。やっぱり地域の中が高齢化して、地域の存立自体が脅かされるという時代に入ってきますと、その辺のことはより細やかに力を込めてやっていかないけんなというふうに思っているとこです。 ○議長(光井 哲治君) 7番、酒井議員。 ○議員(7番 酒井 幸雄君) 今回、監査委員の報告でもありましたけど、もう確実に地方交付税は来年度から減っていくわけなんですね。だけえ住民の思いをそのまま予算として住民に返していくっちゅう形じゃ、だんだんやりにくくなってくる。そこの中で、それでも住民の安心感、満足感を高めにゃいけないわけで、それをするためにはやっぱし住民との協働っちゅうのが絶対欠かせないな、このように思っております。これは公助でやる部分、これは自助や共助でやる部分、そういう部分を住民にしっかりと理解していただく形も必要になってくるんじゃないか。例えば町全体のレベルで言えば公共施設がたくさんあって、きょう監査委員が言いよられました体育館とか野球場とか、あれは不要だ。本当にそうなのか。その辺も含めて、住民の皆さんともし管理しようかと思ったらどの辺まで住民の皆さんが手伝ってもらうことができるのか。必要だった場合ですよ。そういう部分も含めながら、もっと突っ込んだ形で住民の皆さんと日常的な意見交換や、日常的に住民の皆さんと一緒になって考えていく。そういうシステムを行政の中にぜひつくってほしいな。先ほども言いましたけど、できたらこの26年度からでももう既にそういう方向を探して、27年度からはもう前にも議会が提案しました地域のコミュニティーセンター化みたいな形で、地域の人と一体になれる形をぜひ議会のほうに報告してほしいな。このように思っておりますんで、何だらし町の安心、地域の安心、平均じゃなしに何だらしもっと小さいエリアで安心が高まる方法っちゅうのは絶対必要だと思います。住民の皆さんが本当に安心が高まってきたと思っておられるのか、その辺も含めてぜひアンケート調査やられるって言いよったけど、そういう住民の思いをつかむ形をぜひやってほしいな。このように答弁、本当はいいだけど、決意みたいなもんをちょっと聞いておきましょう。 ○議長(光井 哲治君) 町長、答弁。 ○町長(宮脇 正道君) アンケート調査というか、実際に歩いてみるのも一法ですし、あるいはさらに民生委員さんとの協議する場などでそういう本当に実際上困っておられる方はないかというようなことの情報交換というのをやったりとか、幾つかそういう努力をして、より地域で困っている人たちのところにちゃんと手が差し伸べれるように、そういう努力をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(光井 哲治君) そのほか、総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第73号、平成25年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第74号、平成25年度湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第75号、平成25年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第76号、平成25年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第77号、平成25年度湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第78号、平成25年度湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第79号、平成25年度湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第80号、平成25年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第81号、平成25年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第82号、平成25年度湯梨浜町長瀬財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第83号、平成25年度湯梨浜町橋津財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第84号、平成25年度湯梨浜町宇野財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第85号、平成25年度湯梨浜町舎人財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第86号、平成25年度湯梨浜町東郷財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第87号、平成25年度湯梨浜町花見財産特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第88号、平成25年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。  9番、浦木議員。 ○議員(9番 浦木 靖君) 水明荘の経営というようなことで、監査委員の意見、町長の思いというのを聞きました。  ただ、聞いとって私は町長の言っておられることは確かに事実そういう現象が起こっとって、そういうことを改善していかなくては健全な方向に向かっていかないということは私も理解できます。  ただ、この問題は今始まったことではなくて、相当前からずっとこの問題は尾を引いておるわけですよね。例えば5年10年、この間どういうふうな改善をなされ、どういうふうな方向に向かっておるんかというのが私自身もちょっと見えないところがあります。例えばこの健全化計画の分も、例えばこの資料というのは大事なんですけれども、監査委員も報告されましたけども28年度からは減価償却が半分ぐらいで済んで、費用が相当圧縮されるというふうな説明がありました。  ただ、私が思うのには、多分私の聞き間違いかどうか知らんですけども、この減価償却というのが耐用年数が来て、減価償却をしなくて済むということで減価償却の額は減るんですけども、空調関係が主というようなことを言われたんかなと思うんですけども、例えばこれ27年からずっと減価償却は同じ、あるいは減少していますよね。これは空調器具をかえんかったらそれです。かえずに、今あるのをずっと使っとったらそれでオーケーですけども、だめになって新しいのにかえたら当然減価償却が生まれてくるわけですよ。そしたら、当然ここの金額というのははね上がってくるということですよね。やっぱりそういうこともちゃんとして、この健全化計画の作成の部分ですから、その辺のところを私はきちんとする必要があるんかなという感じはします。
     それと、ある営業のイベント、事業をやる場合においてでも、例えば設備、施設をかえなくてはそういった事業はできないというようなことが起こった場合に、その施設をかえてそういった事業ができるようにしよう思ったら相当のお金がかかるわけですよね。そういったところまでやられるというふうな思いがあるのかどうなのかというところもお聞きしたいし、それから監査委員が4番目に述べておられるように早急に税理士あるいは経営診断専門家に経営分析をしてもらって、これからのある道筋を立てる必要があるということが指摘されとるんですけども、その辺ちょっと町長のほうの答弁がなかったもんですから、答弁というか思いがなかったもんですから、説明が、その辺のことというのは大事なことだと思いますんで、全体の大きな問題だと思います。そういったことの辺をちょっとお願いできたらというふうに思います。 ○議長(光井 哲治君) 町長、答弁。 ○町長(宮脇 正道君) 水明荘のここ数年どういう対応なり改善なりを図ってきたかということを第1点目におっしゃいました。  一つは、民間の知恵といいますかそういったものの導入を図るべきじゃないかと。お役所仕事からの脱却といいますか、そういう気持ちでみんなが取り組んでいくことが必要だろうということで、支配人を民間から迎えるという方策をとりました。  それから、もう一つは身を軽くするといいますか、やっぱり人件費の負担部分が大きいと身動きとりにくい。使えるお金が少なくなるというようなことで、正職員を町の行政のほうで働いてもらうということで、2人、水明荘から町のほうに回って仕事をしてもらっておるところでございます。  そのようなことで、やっぱりその中でも支配人を民間人にしたということは、会社ですとトップなりが考えることがその会社全体の方針になるわけですから、それが株主総会かもしれませんけども、議決機関は。とりあえずそういうことだとすれば、やっぱりそういう組織自体がきちんと一つになって、みんなが同じ方向でしっかり動ける。そういう機動的な組織をつくりたいというものも頭の中にございました。それが支配人が何人かかわったりいたしまして、それぞれ事情があってのことなんですけれども、事務長もかわったりしたというようなことで、多少そのごたごた的なものが続いて、今の支配人、事務長という体制がやっと整って、しばらく落ちついたところというのが現状であろうかと思っております。  そういった中で、支配人のほうからもいろいろと水明荘の状況なり聞いております。その中で一つちょっとこういうことは早急に改善しなければいけないなと思いましたのが、一つはなかなか営業に回れない。営業活動にですね。そのことを聞いておりまして、そういうことができるような体制にするにはやっぱりそれぞれの職員が調理場もどっこも自覚して、みんながキーパーソンだというような意識で働いていく職場にならんと人をふやさん限り無理な話になるわけでして、その辺のところを今の支配人と一緒にしっかりやってみたいということで、監査委員のほうの御指摘もございますけれども、私の正直な気持ちとしては今ようやく体制が整って動き出したところだというふうに認識しておりまして、その職員の意識改革という点でもやっとそのイズムが、支配人のイズムといいますか考え方、そういったものが浸透し始めた時期だろうと。  私自身は、水明荘に行ったら例えば事務室にいる職員やフロントにいる職員は、従来よりは大分接遇態度はよくなったというふうに感じております。私らが事務室に入ったとしてもきちんと立って挨拶したりとか、みんなそういう習慣がついてきた。まずそのようなことから始まっているんだと思いますけれども、そういった支配人の考え方をやっぱり調理場も一体になって進めていける、そういうことの今最中だというふうに思っていまして、もう少しその思いを私どもも一緒に参画しながらやって判断したいというふうに思っております。  最後の経営診断の件につきましては、客観的な要素ですのでそれを受けてみるというのも、何年か前にこの議場でもそのお話がございました。やっぱり玄人のそういう判断をいただいておくということも必要なことだろうと思いますので、できればやってみたいというふうに思いますが、今々の施設に対する気持ちとしては、もうちょっと頑張らせていただきたいというのが偽らざる気持ちです。 ○議長(光井 哲治君) 監査委員のほう、答弁。 ○代表監査委員(礒江 俊二君) 2点目の減価償却の関係ですけれども、設備関係が大体私の聞き取りでは8年から12年ぐらいの耐用年数ということで、28年に空調機器等大きなもんが耐用年数が来る。ただ、耐用年数が来たからといってそれは理論的な話ですので、使える限りは使っていくということで大きなあれはないですけれども、報告しましたようにやっぱり老朽化が進んでいきますんで、いずれは大規模な更新工事がある。そのときに新しく整備した設備に対するまた減価償却の経費が出てきますから、また営業費用が膨れ上がっていくということは当然帳簿上は出てきます。  それから、ちなみに施設設備はたしか水明荘は平成11年の建築でしたけれども、施設設備の減価償却期間は50年ということで理解しております。以上です。 ○議長(光井 哲治君) 9番、浦木議員。 ○議員(9番 浦木 靖君) 短い簡単な質問なんですけども、今、町長が言われるようにそこは現場で働いている人、あるいはそこの職場で働いている人、これが本当に一つの目的、目標を持って一致団結してやっぱり取り組んでいく。そういう姿勢というのが私はすごく大切だと思いますし、特に今の水明荘の現状からいったらそれはかなり大事な問題かなというふうに私も認識をしております。  ただ、そのときに町職員が今5名ですか、4名ですか、要するに町の正職員がおられますよね。その職員の方の思いというのが、これちょっと語弊になるかわかりませんけども、町のほうのトップというか例えば副町長がそこの担当だったら副町長のほうの意見を大事にしてしまう傾向もある。支配人のほうの意見を大事にしてしまう人も出てくるかもわからない。その辺のところの分を、やっぱり私はきちんとすべきだというふうな。以前から確かにこうこうこうだということは言っておられるんだけど、それがなかなかどうも意思疎通ができてない部分もあるのかなというふうに私自身は思っておりますので、その辺のところをちょっと明確に端的に答えていただければというふうに思います。 ○議長(光井 哲治君) 町長、答弁。 ○町長(宮脇 正道君) そういったことで従来水明荘の管理者は町長だということで、直接町長と話をすればいいというような感覚で進んでた部分が多少あったというような観点から、担当課を産業振興課のほうにして町のそれぞれの担当の、副町長も含めていろんなことにかかわっていく体制にしたということが一つございます。  それから、従前の形であったことにもよるんでしょうけれども、これまでの支配人の中には例えば職員との会話が不十分な状態で、要するに町長の判断を仰げばいいというようなやり方でされているという不満を職員から耳にしたことがあったりしますので、やっぱり一つには支配人と町長と当然一心同体の思いであるということを職員の皆さんにきちんとわかるようにお伝えして、それで支配人の言うことにみんなが全力で協力していく、そういう組織にしてくれということをきちんと伝えることが大切だというふうに思っています。  これまでも就任された際とかにはそういうことを申していますけれども、やっぱりすぐ忘れるかもしれませんので、また折を見てそういうこともきちんとやっておきたいと思います。  それともう1点、先ほどちょっとはみ出す議論になるかもしれませんが、実は水明荘の必要性を考えるときに、きのうちょっと支配人と話したんですが、そのときに地元の利用率というのがもうずば抜けて高いわけですね。ほかの施設でこういうところはないという側面があります。それは地元の人たち、あるいは県内の方たちが愛して使ってくださっているということによるものなんですけども、それがあったればこそ先ほど申し上げました営業活動なり、あるいはエージェントとの約束なりの上手なやり方によって現状を変えれるということも可能性はあるというふうに考えておりまして、そのような意味からも、先ほどのやっと落ちついたところということと同じようなレベルで御理解いただけたらというふうに思っています。 ○議長(光井 哲治君) よろしいですか。  そのほか、総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  議案第89号、平成25年度湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。  総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。  お諮りします。議案第72号から議案第89号までの18議案については、議会選出監査委員を除く議員全員で構成する平成25年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第72号から議案第89号までの18議案については、平成25年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。  この特別委員会の委員長及び副委員長について、委員会条例第8条第2項の規定により、特別委員会において互選をお願いします。  暫時休憩します。議員の皆さんは議員控室にお願いします。再開は2時5分とします。               午後1時57分休憩     ───────────────────────────────               午後2時04分再開 ○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  特別委員会の委員長及び副委員長の互選結果を報告します。  委員長に河田洋一議員、副委員長に寺地章行議員が選任されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第23 議案第90号 から 日程第32 議案第99号 ○議長(光井 哲治君) 日程第23、議案第90号、平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から日程第32、議案第99号、平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)までの10議案を一括議題とします。  順次提案理由の説明を求めます。  宮脇町長。 ○町長(宮脇 正道君) 議案第90号、平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から議案第99号、平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)までの10会計の補正予算について一括して提案理由を申し上げます。  まず、議案第90号、平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,912万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ101億337万6,000円にするものでございます。  歳出の主な補正内容は、まず総務費でふるさと納税の増に対応するための経費2,181万3,000円、光ファイバーネットワークの新規加入者への宅内引き込み工事等に要する経費710万4,000円、県道倉吉川上青谷線改良工事の支障となる光ケーブルの移転に要する経費335万4,000円、平成25年度実績によります生活保護費等の精算に伴う国庫負担金返還に要する経費283万8,000円、社会保障・税番号制度により平成27年10月から個人番号を付番するためのシステム改修費用として既定予算等の科目調整を行い、新規に税番号制度システム整備事業として総額を整理した経費409万4,000円、同じく住民基本台帳番号制度システム整備事業として整理した経費507万5,000円でございます。  民生費では、老人福祉センター東湖園のボイラーを更新するための経費164万2,000円、国の平成25年度補正予算で決まった地域人づくり事業を活用した障がい者計画相談支援員確保支援事業に要する経費400万円。衛生費では高齢者インフルエンザ予防接種委託料の増に伴う経費37万1,000円、高齢者の肺炎球菌予防接種に要する経費112万2,000円。農林水産費では竹林対策事業に要する経費68万3,000円。土木費では生活基盤である町道の道路維持事業に要する経費400万円、国道9号北条道路整備に伴う代替道路の用地測量や未舗装の町道についての舗装等を行うための経費987万2,000円。教育費では新中学校建設に伴う物件補償費416万2,000円、松崎幼稚園へ3歳未満児の入所を可能にするための改修工事に要する経費1,633万9,000円、新中学校建設に伴い埋蔵文化財の試掘調査を実施するための経費92万7,000円などを計上いたしております。  次に、議案第91号、平成26年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ355万9,000円とするものでございます。  補正の主な内容は、前年度繰越金を計上することによる増であります。  続いて、議案第92号、平成26年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ423万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億3,060万8,000円とするものでございます。  主な内容は、歳入では国民健康保険税の減額と繰入金の増額、歳出では国庫支出金の返還金などでございます。  続いて、議案第93号、平成26年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ109万7,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,199万3,000円とするものでございます。  補正の主な内容は、保険基盤安定繰入金の増額によるものでございます。  続いて、議案第94号、平成26年度湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,377万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億7,802万7,000円にするものでございます。  補正の主な内容は、歳入では平成25年度決算確定に伴う繰越金を計上し、歳出では平成25年度の保険給付費等事業実績による国庫支出金等の精算返納金を計上いたしております。  次に、議案第95号、平成26年度湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ52万1,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,445万3,000円にするものでございます。  補正の主な内容は、歳出において繰越金を前年度決算に基づき増額し、基金繰入金を減額し修繕料に充当するものでございます。  続きまして、議案第96号、平成26年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ18万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,505万2,000円とするものでございます。  補正の主な内容は、歳入では一般会計繰入金の増額であります。歳出では公有財産購入費の増でございます。  続いて、議案第97号、平成26年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ65万1,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,549万5,000円とするものでございます。  補正の主な内容は、歳入では一般会計繰入金の減額であります。歳出では人件費の制度改正に伴う増、石脇配水池更新事業の額の確定に伴う減でございます。  次に、議案第98号、平成26年度湯梨浜町宇野財産特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ29万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ316万3,000円とするものでございます。  補正の主な内容は、宇野区の除雪機購入に伴う宇野区運営費補助金の増額でございます。  最後に、議案第99号、平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、このたびの補正予算は収益的支出の事業費用を18万4,000円増額して、補正後の総額を3億4,472万3,000円とするものでございます。  主な内容は、委託料の増でございます。  以上、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。  詳細につきましてはそれぞれ担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、順次担当課長より補足説明を求めます。  総務課長。 ○総務課長(山下 章君) それでは、議案第90号、平成26年度湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)について御説明いたします。  予算書をお願いします。5ページをお願いします。  5ページです。第2表、地方債補正でございます。追加として施設整備事業債を400万円の限度で起こすもので、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。  次に、変更でございます。公共事業債の限度額4,700万円を360万円減額いたしまして4,340万円に、合併特例事業債の限度額を7億7,070万円を390万円増額いたしまして7億7,460万円です。  臨時財政対策債の限度額3億1,800万円を2,638万6,000円を増額して3億4,438万6,000円にするものです。利率、償還の方法は変更ありません。  次に、8ページをお願いします。8ページからは歳入でございます。  8款地方特例交付金は154万7,000円の増額計上でございます。  9款地方交付税です。普通交付税が確定しましたので、2億6,009万6,000円を増額いたしまして総額46億7,009万6,000円といたしました。  11款分担金及び負担金、2項負担金の1目の総務費負担金の中にありますゆりはまネット加入金です。これは加入者が増となる見込みのため、126万円を増額補正でございます。  次のページ、9ページでございます。13款国庫支出金、2項国庫補助金です。今回の補正では、1目総務費の国庫補助金から次のページの8目商工費国庫補助金まで、社会保障・税番号制度システム整備補助金と、それからがんばる地域交付金を計上いたしました。社会保障・税番号制度システム整備補助金は、平成27年10月から個人番号を付番するためのシステム改修費に係る補助金でございます。  がんばる地域交付金につきましては、平成25年に閣議決定された経済対策の一環として平成26年度に交付されるものでございまして、総額4,106万7,000円を町の単独事業に財源として充当するために、それぞれ計上いたしたところでございます。個々の説明は省略します。  次に、10ページをお願いします。10ページの14款県支出金、1項県負担金、2目の民生費県負担金です。国民健康保険基盤安定制度負担金を585万3,000円増額計上でございます。これは保険税軽減制度の拡充により負担金が増額となる見込みによるものでございます。  2項県補助金、2目の民生費県補助金、3節の障がい者福祉費補助金です。地域人づくり事業補助金400万円です。これは新規の計上でございまして、国の地域人づくり事業で県が造成基金を積み増しし、それを原資に26年度から2カ年度事業として人材育成、就業支援を行う事業に対しての補助でございます。障がい者計画相談支援員確保支援事業に10分の10の補助でございます。  次に、その下の3目衛生費県補助金の鳥取県市町村自死対策緊急強化交付金を99万6,000円計上しております。これも新規計上でございまして、地域自死対策緊急強化基金事業が平成26年度も事業継続が決定したために、町の自死対策事業に対して10分の10の補助金となります。  次に、11ページでございます。16款寄附金です。ふるさと湯梨浜応援基金寄附金を1,454万円増額補正して2,000万円とするものでございます。これは特産品の見直しやふるさと納税のサイト登録と同時にクレジット決済を可能にしたことなどにより当初見込みより多く件数が増加したため、今後も含め大幅な増額補正するものでございます。  次に、17款繰入金です。1目の財政調整基金繰入金、2目の減債基金繰入金とも財源調整した結果、それぞれ1億3,400万、5,000万を減額し、それぞれゼロ円とするものです。  18款繰越金です。25年度の一般会計決算の実質収支に関する調書に記載してありますとおり、実質収支額2億3,005万2,000円、地方自治法による基金繰り入れが1億1,600万ですので、差し引きした額1億1,405万2,000円が翌年度の繰越額となりますので、その差7,405万2,000円を増額計上いたしました。  次に、12ページです。19款諸収入、6項雑入、4目雑入でこのページの説明の一番上ですが、CATV線支障移転補償金を423万9,000円計上です。これは県道倉吉川上青谷線改良工事に伴う移転補償金でございます。  次に、20款町債です。2目民生債、3節施設整備事業債、一般財源化分です。これは松崎幼稚園の施設整備事業に充当するもので、400万円計上です。  6目土木債、1節道路橋梁債、公共事業債として道路改良事業に充当するものですが、事業費の一部に先ほど言いましたがんばる地域交付金を充当したために、その充当額分360万円を減額するものでございます。  7目教育債、1節中学校債、合併特例事業債として新中学校建設事業に充当するものですが、事業費の増により390万円増額です。  8目臨時財政特例債ですが、交付税算定による発行可能額が確定したために2,638万6,000円増額するものでございます。  続きまして、13ページでございます。ここからが歳出でございます。  今回の補正には、歳入でも申し上げましたが社会保障・税番号制度システム整備に係る経費がそれぞれ補助金を財源に税務総務費を初め各項目の歳出に計上しておりますが、全てシステム改修費ですのでここの説明は省略させていただきます。  まず、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費です。ふるさと湯梨浜応援事業2,181万3,000円増額いたしました。寄附金2,000万円と見込みましたので、その増額に伴い報償金、通信運搬費、積立金などを増額するものでございます。  3目財政管理費の積立金は普通交付税の確定に伴う留保財源の増額補正や、前年度繰越金の増額補正などによる歳入の増によりまして財政調整積立金を1億円、減債基金積立金を6,500万円それぞれ増額補正するものでございます。  次に、14ページをお願いします。11目CATV費です。光ファイバーネットワーク新規加入者の増加などで、修繕費などゆりはまネット経常経費を710万4,000円を増額計上です。また、ゆりはまネット臨時経費としては、県道倉吉川上青谷線改良工事に伴う移転補償費、工事費として423万9,000円計上しております。  次に、飛びまして17ページをお願いします。3款民生費、1項社会福祉費、3目老人センター東湖園費です。浴場シャワー用のボイラーを更新するため、老人センター東湖園臨時経費として工事費を164万2,000円計上いたしました。
     6目障がい者福祉費です。地域人づくり事業(障がい者計画相談支援員確保支援事業)として委託料を400万円計上いたしました。これは歳入でも説明いたしましたが、国の予算により県が造成基金を積み増しし、その原資により人材育成、就業支援を行う県の事業を活用するもので、町内に所在する事業者が障がい児(者)の計画相談支援事業所を開設するに当たり、新たに失業者等を雇用し、技能訓練させ、正規雇用職員につなげるための委託料を計上いたしました。  次のページ、18ページです。4款衛生費、1項保健衛生費、2目予防費です。委託料149万3,000円増額いたしました。高齢者インフルエンザ予防接種は消費税率アップを勘案しての単価増額に伴い、個人負担を据え置きするため助成額を増額するものです。肺炎球菌予防接種事業につきましては、助成額を3,000円から4,900円にするため増額補正するものでございます。  次に、5目の保健対策費です。下のほうの自死対策緊急強化交付金事業に99万7,000円計上しております。これは県の同基金事業が26年度も継続決定したために、本町においてもこの事業を活用し、自死予防事業を推進するものでございます。  次に、21ページをお願いします。7款土木費、2項道路橋りょう費、2目道路維持費です。道路維持修繕工事を400万円増額補正です。  3目の道路新設改良費では単独事業費として花見小学校前線の増額、国道9号北条道路整備に伴う代替道路機能回復のための用地測量費など987万2,000円を増額補正するものでございます。  続いて、22ページをお願いします。9款教育費、3項中学校費、1目学校管理費です。新中学校建設事業費を416万2,000円増額補正です。これは用地買収に伴う補償費調査委託料、補償費などを計上いたしました。  4項幼稚園費です。松崎幼稚園施設整備事業に1,633万9,000円計上いたしました。これは来年度より松崎幼稚園でも3歳未満児と保育に欠ける3歳以上児を受け入れ可能とするため、今回工事費を計上するものでございます。  次に、23ページをお願いします。5項社会教育費、6目文化振興費です。新中学校建設に伴いまして、建設予定地に予想される埋蔵文化財の所在範囲及び性格を明らかにするために、発掘調査を行う費用を文化財保護臨時経費として92万7,000円計上いたしました。  最後に予備費ですが、今回の9月補正予算の財源調整のため156万円を増額補正といたしました。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、生涯学習・人権推進課長。 ○生涯学習・人権推進課長(山田 昭彦君) 議案第91号、平成26年度湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)でございます。  第1表の歳入歳出予算補正及び事項別明細書につきましては、省略をさせていただきます。  6ページをお願いいたします。歳入でございます。  3款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございますが、1万7,000円を補正増といたします。これにつきましては、前年度の繰越金が確定したことによるものでございます。  7ページをお願いいたします。3、歳出。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、1万7,000円の増額でございます。内容といたしましては、償還事務に係る郵券料及び電話代を通信運搬費として計上したものでございます。以上です。 ○議長(光井 哲治君) 続きまして、健康推進課長。議案第92号、93号の説明を求めます。 ○健康推進課長(蔵本 知純君) それでは、議案第92号、平成26年度湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の補足説明をさせていただきます。  予算書6ページをお願いいたします。  2の歳入。1款国民健康保険税、1項国民健康保険税でございます。1目、2目合わせまして合計3,270万2,000円の減額でございます。この減額の主な要因でございますが、まず第1点が当初予算の編成時と比較いたしまして被保険者数、世帯数ともに減じておりまして、所得割、資産割、均等割、平等割と減額となっております。この金額が約1,575万円でございます。2点目が、本年4月の税制改正に伴います低所得者軽減の拡大によります減額でございます。これが約800万円でございます。それから、3点目が限度超過額の増によります減額でございます。限度超過額といいますのは、御案内のように例えば医療給付費分ですと51万というような限度額が設定されておりますが、この限度額を超過した分の増額によるものでございます。これが約875万円。以上3点が主な要因になりまして、3,270万2,000円減額となっております。  次に、2款の国庫支出金でございますが、これは社会保障・税番号制度システムの整備に伴います補助金でございまして、国の3分の2の助成を受けるものでございます。  次に、7ページのほうをごらんいただきたいと思います。8款の繰入金、1項他会計繰入金、1目の一般会計繰入金でございます。2節の保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)でございますが、これは国民健康保険税の減額の中の2点目に申し上げましたが、実は一般被保険者の軽減分につきましては補填として県から4分の3の助成がございます。これに町の一般財源4分の1を加えたところを一般会計から繰り入れる制度になっておりまして、この増額分736万6,000円を計上いたしました。次の3節の保険基盤安定繰入金の保険者支援分でございますが、これは一般被保険者のうち7割、5割の軽減を受けられる被保険者数に応じて国が2分の1、県が4分の1、それから町が4分の1を負担をして一般会計から繰り入れる制度でございまして、この人数がふえたということで132万円を増額するものでございます。  次に、同じく繰入金の2項基金繰入金、1目の財政調整基金繰入金でございます。2,099万9,000円を増額いたしまして2,100万円を繰り入れるものでございます。25年度末残高が2,104万1,000円でございまして、そのうちの2,100万円を繰り入れるということでございます。  次に、歳出でございます。8ページをお願いいたします。  1款の総務費、1項総務管理費、1目の一般管理費でございます。49万7,000円を計上いたしました。歳入でも申し上げましたが、番号制度施行に伴いますシステム改修に係る経費でございます。  9ページの下から2番目でございます。10款の諸支出金、1項の償還金及び還付加算金、3目の療養給付費交付金等償還金でございます。平成25年度の国及び県からの負担金につきまして、超過交付分を精算して返納するものでございます。  国保特会につきましては以上でございます。  次に、議案第93号、平成26年度湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の補足説明をさせていただきます。  予算書6ページをお願いいたします。2の歳入でございます。  2款の繰入金、1項一般会計繰入金、2目の保険基盤安定繰入金でございますが、後期高齢者の広域連合のほうが試算した金額を計上いたしました。90万2,000円を増額しております。  それから、下の5款の国庫支出金でございますが、これも国保と同様に税番号システムの整備に伴います国庫補助金でございまして、3分の2の助成を受けるものでございます。  7ページの歳出でございます。1款総務費、1項総務管理費、1目の一般管理費でございます。番号制度の施行に伴いますシステム改修に係る経費でございます。  それから、下の3款の後期高齢者医療広域連合の納付金90万2,000円でございますが、歳入の保険基盤安定繰入金の同額を計上して広域連合へ納付するものでございます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、長寿福祉課長。 ○長寿福祉課長(地域包括支援センター所長)(竹本 恵子君) 議案第94号、平成26年度湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。  予算書の6ページをお開きいただきたいと思います。  3款国庫支出金、2項国庫補助金、3目介護保険事業国庫補助金に同じように社会保障・税番号制度の導入に伴う介護保険システム設計費用に対する国庫補助金3分の2の39万6,000円を計上させていただいております。  これに関連しまして、6款繰入金、1項一般会計繰入金、3目その他一般会計繰入金に町負担の3分の1、19万8,000円を計上させていただいております。  4款支払い基金交付金、5款県支出金につきましては、平成25年度介護給付費介護予防事業等の事業実績により追加交付となる額を計上させていただいております。  7款繰越金、1項繰越金、1目繰越金につきましては、平成25年度の決算により繰越額が2,840万8,000円となりましたので、当初予算との差額1,240万8,000円を計上させていただいております。  続きまして、7ページをお願いいたします。歳出です。  1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、13節委託料に先ほどの番号制度導入に伴う介護保険システム設計業務の委託料として59万4,000円を計上させていただいております。  5款の予備費につきましては、歳入歳出の差し引きにより805万5,000円の増額を計上しております。  6款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、2目償還金につきましては、平成25年度の給付費、地域支援事業実績に基づく精算により国庫支出金等の返還金512万3,000円を計上いたしております。介護給付費の実績に係る返還金が505万1,000円、地域支援事業の実績に係る返還金が6万8,000円でございます。以上です。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、産業振興課長。 ○産業振興課長(清水 武房君) 議案第95号、平成26年度湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。  6ページ、7ページをごらんいただきたいと思います。  このたびの補正は、前年度繰越金確定に伴い基金繰入金を減額し、特定財源から一般財源に振りかえするもので、めぐみのゆの足湯の修繕料37万8,000円を計上し、残額14万3,000円を基金に積み立てるものでございます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて建設水道課長、議案第96号、97号の説明を求めます。 ○建設水道課長(岸田 智君) それでは、議案第96号と議案第97号の2つの会計の補足説明をいたします。  初めに、議案第96号、平成26年度湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。  6ページをお願いいたします。歳入でございます。  3款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、18万5,000円を計上しております。  7ページをお願いいたします。歳出でございます。  2款事業費、1項処理施設費、1目維持管理費ですが、公有財産購入費として18万5,000円を計上しております。これは従前、農業集落排水処理事業で整備いたしました水路が民地を占用していることが判明いたしました。これに伴いまして、私有地の土地を購入するものでございます。以上でございます。  続きまして、議案第97号、平成26年度湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。  6ページをお願いいたします。歳入でございます。  3款繰入金、1項一般会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、減額の65万1,000円を計上しております。  7ページをお願いいたします。歳出でございます。  1款衛生費、1項上水道費、1目簡易水道費ですが、制度改正に伴います人件費の補正でございます。増額の1万円を計上しております。また、委託料といたしまして減額の66万1,000円を計上しております。これは石脇配水池地質調査の額確定に伴います減額でございます。  2款公債費、1項公債費、1目元金につきましては財源振替でございます。  なお、補正予算、給与費明細以下説明は省略させていただきます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、企画課長。 ○企画課長(中本 賢二君) それでは、議案第98号、平成26年度湯梨浜町宇野財産特別会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。  6ページ、7ページを見ていただきたいと思います。  6ページ、歳入でございます。  2款繰入金、1目財政調整基金繰入金30万円の補正でございます。増補正でございます。内容は、支出に伴う財政調整基金からの繰り入れでございます。  3款の繰越金でございます。1目の繰越金2,000円のマイナスでございます。これにつきましては、前年度繰越金の額の確定でございます。  続きまして、7ページでございます。歳出でございます。  1款総務費、1目一般管理費でございます。内容は、宇野区の除雪機購入に伴う補助金ということで30万円を計上させていただきました。  3款の予備費でございます。1目予備費でございますが、2,000円の減額でございます。これにつきましては、繰越金の額の確定による減額でございます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、水明荘支配人。 ○水明荘支配人(中山 明君) 議案第99号、平成26年度湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)について補足説明をいたします。  1ページをごらんくださいませ。支出、第1款、第1項営業費用、既決予定額3億2,183万8,000円に補正18万4,000円を増額しまして、3億2,202万2,000円とするものです。  2ページから5ページは省略をさせていただきまして、6ページをごらんください。損益勘定の支出、1款事業費用、1項営業費用、1目施設経営費、節の委託料変更によるものです。内容は、長年課題となっておりました国民宿舎水明荘の就業規則作成に当たる委託費用18万4,000円の増額でございます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 以上で補正予算の提案理由の補足説明は終わります。  議案第90号から議案第99号までの審議は、9月24日に行います。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第33 議案第100号 ○議長(光井 哲治君) 日程第33、議案第100号、表彰者の議決についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町長(宮脇 正道君) 議案第100号、表彰者の議決について提案理由を申し上げます。  本町の自治の振興等に御功績のあった方を表彰する湯梨浜町表彰条例第3条第1項の規定に該当する方として、次の3名の方を来る10月19日に予定しております町制施行10周年記念式典で表彰しようとするものでございます。これを議会にお諮りさせていただくものでございます。  該当者は、同項第1号に該当する方として町農業委員会委員として在職25年以上の湯梨浜町大字宇谷、山下正則さん。同項第4号に該当する方として町民生児童委員として在職30年以上の湯梨浜町大字国信、松村康子さん、そして同項第5号に該当する方として100万円以上の金品を寄附された大阪府吹田市、上川幸一さんです。地方自治法第96条第2項及び湯梨浜町表彰条例第5条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(光井 哲治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。  討論に入ります。討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 討論がないようですから、討論を終結します。  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第100号は、原案のとおり可決されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第34 議案第101号 から 日程第38 議案第105号
    ○議長(光井 哲治君) 日程第34、議案第101号、湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてから日程第38、議案第105号、湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてまでの5議案を一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町長(宮脇 正道君) 申しわけありません、暫時休憩してください。 ○議長(光井 哲治君) 暫時休憩をいたします。               午後2時46分休憩     ───────────────────────────────               午後2時54分再開 ○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町長(宮脇 正道君) 議案第101号、湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてから、議案第105号、湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてまでの5議案について、一括して提案理由を申し上げます。  まず、議案第101号、湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について提案理由を申し上げます。  本条例は、平成27年4月から始まります子ども・子育て支援制度の実施に当たり、ちょっと法律名が長いのですが、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律における児童福祉法の改正により、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める必要があることから提案させていただくもので、地方自治法第96条第1項の規定により本議会の議決を求めるものでございます。  続きまして、議案第102号、湯梨浜町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について提案理由を申し上げます。  本条例は、子ども・子育て支援法の制定により特定教育・保育施設の運営に関する基準及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めることから提案するもので、地方自治法第96条第1項の規定により本議会の議決を求めるものでございます。  議案第103号、湯梨浜町空き家等の適正管理に関する条例の制定について提案理由を申し上げます。  町内でも発生しております空き家等が管理不全な状態になるのを防ぎ、生活環境の保全と安心で安全な町づくりの推進を図るため制定しようとするものでございます。  主な内容は、空き家等の適正な管理は所有者等の責務であることを明確にし、実態調査をした上で改善等について指導等を行うことといたしております。地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。  議案第104号、湯梨浜町特別医療費助成条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。  本年4月に母子及び寡婦福祉法が改正され、本年10月1日から法律の名称変更、父子家庭への支援の拡充が施行されるのに伴い所要の改正を行うものでございます。  また、中国残留法人等支援法の適用を受けられる方は特別医療の対象者から除かれることになっていますが、これまで対象者が町内におられないことからこの規定を設けていませんでしたが、このたびの改正にあわせて規定を盛り込み、条例を整備することといたしております。これも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。  続きまして、議案第105号、湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。  このたびの改正は、産科医療補償制度等の見直しによって健康保険法施行令が一部改正されることによるもので、出産育児一時金の額を改正するものでございます。地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。  いずれも詳細につきましては担当課長が御説明申し上げますので、御審議いただき御議決をいただきますようお願いいたします。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。  子育て支援課長、議案第101号、102号の補足説明を求めます。 ○子育て支援課長(丸 真美君) それでは、議案第101号、湯梨浜町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の詳細を説明させていただきます。  本条例は、子ども・子育て支援法の施行に当たり、その前に児童福祉法の改正によりまして、これまで認可事業ではなかった小規模の保育事業など県の監督のもとから家庭的保育事業等として新たに市町村認可事業として位置づけられることになり、その認可基準を定めるものでございます。  定めるに当たりましては、改正後の児童福祉法の中で市町村は家庭的保育事業等の設備及び運営について条例で基準を定めなければならないとされております。また、定めるに当たっては、厚生労働省令で定める基準に従い定めるものとその基準を参酌するものが法に規定されており、これらに従い条例を定めるものでございます。  条例で定められますこれらの家庭的保育事業等は、子ども・子育て支援制度におきましては新しく創設される地域型保育給付の対象事業となります。これにつきましては、後に提案させていただきます議案第102号に関連しております。  これまでは国や市町村の公費が当たっておりませんこの小規模の家庭的保育事業等が、公的給付として財政支援されるようになります。この制度の枠組みに入ることにより、保育の量の確保を図ろうというものでございます。  それでは、条例の内容のほうにつきまして簡単に説明をさせていただきます。  条例1ページのほうですが、まず条数が多いために章立てにしております。総則におきましては言葉の定義をしておりまして、この家庭的保育事業等の事業の内容を第2条の5号から8号で家庭的保育事業、小規模保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業というふうに法のほうで位置づけられておりますが、これらについての認可基準を定めようとしております。この総則の中は、最低基準の目的ですとか最低基準の向上に努めるものとするですとか、家庭的保育事業の一般的原則、保育所等との連携等が4つの事業に共通するものがこの総則の中で書かれております。特に第7条におきましては、家庭的保育事業で基本的には小規模の事業でゼロから2歳の未満児ということが原則になっておりますけれども、そちらのほうの保育ですとかを修了した後も3歳以上になっても保育や教育が継続して受けられるように、連携施設を確保しなければならないということがうたわれております。その他虐待の禁止ですとか乳幼児等を平等に取り扱う原則、衛生管理などが共通事項であります。  それから、4ページの16条におきましては、共通事項としまして食事の提供として家庭的保育事業所等内で調理する方法によることを原則としております。  それから、6ページにおきましては家庭的保育事業所等内部の規程ということで、それぞれの事業におきまして事業者は運営規程を定めなければならないというふうになっております。  第2章、第3章、第4章、第5章につきましては、認可基準の項目はおおむね同じようになっております。その認可項目につきましてそれぞれ基準は違いますけれども、家庭的保育のところでざっくりと説明をさせていただいて、その基準項目がおおむねほかの事業にも共通して設定されているというふうにお聞きいただければと思います。  7ページの家庭的保育事業でおおむね定めておりますのが設備基準で、幼児の占用部屋を設けることですとか部屋の面積、あるいは衛生的な調理設備、便所を設けることですとか、1人当たりの占用の面積が定められております。  それから、第24条のほうで職員ということで、配置しなければならない職員ということで家庭的保育事業につきましては家庭的保育者、嘱託医、調理員を置かなければならないということが書かれております。  それから、保育の内容について8ページの26条になりますけれども、児童福祉施設の整備及び運営に関する基準に基づいて保育を提供しなければならないというふうになっております。  家庭的保育事業について定められておりますような基準は、次の小規模保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業にもおおむね共通する項目でございます。8ページですけれども、第3章の小規模保育事業につきましては人数の規模により小規模保育事業A型からB型、C型というふうに定めるようになっておりまして、人数の規模はABが6人から19人、それからC型につきましては6人から10人の利用定員を定めるようになっております。  それから、11ページの第4章、居宅訪問型保育事業につきましては、第38条第1号にありますけれども、障がい、疾病等の程度を勘案して集団保育が著しく困難であると認められる乳幼児に対してする保育ですとか、母子家庭等夜間の就労形態により保護者が夜間及び深夜の勤務に従事するなど、家庭状況に応じてその居宅訪問型保育事業が必要であると認められた者に対する保育となっております。  それから、12ページ第5章で事業所内保育事業ですけれども、第43条の利用定員の設定ということで、事業所内保育事業につきましては20人以上の規模のものは第44条で事業所内保育事業として保育所型事業所内保育事業所というふうに定義をされますけれども、それぞれの人数の基準が17ページのほうに利用定員の数ということと、右側のその他の乳児または幼児の数というふうに掲げられておりますけれども、左側のほうは事業所内の職員に係る利用定員を定め、あわせて地域の枠といいますか、それの幼児さんの数というものも一緒に組み込まなければならないような設定になっております。  基本的には、この家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準というのは、条文を見られたらちょっとわかりづらいんですけど、準用というような書き方でおおむね先ほども言いましたけれども同じような基準が定められるようになっております。  経過措置としましては、先ほど言いましたが食事の提供の方法につきまして一定の条件のもとであれば5年を経過するまでの間はその事業所内の調理室で調理した食事の提供のあり方が免除されるというような経過措置ですとか、連携施設を設けなければならないけれども、施行の日から5年を経過する日までの間は連携施設を確保しなくてもいい事業もあるというようなことが経過措置の中に定義されております。  この条例の施行日ですけれども、もともとの法が先ほどの長い法名ですけども、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行日というふうにしております。  議案第101号につきましては以上でございます。  続きまして、議案第102号、湯梨浜町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例について説明をさせていただきます。  初めに、子ども・子育て支援制度におきましては、新たに施設型給付費及び地域型給付費が創設されることになります。これが新制度で一番大きく変わるところですが、この2つの種類の給付に基づいて保育所、幼稚園、認定こども園及び先ほどの家庭的保育事業等であります地域型保育事業に対する財政支援が行われることになります。これは給付の実施主体であります市町村が認可を受けた保育所、幼稚園、認定こども園などの教育・保育施設及び先ほどの地域型保育を実施する事業者に対しまして、各施設、事業の類型ごとに給付の対象となるかどうかを市町村が確認し、その保護者に対し給付費を払うという仕組みでございます。幼稚園、保育所、認定こども園は施設型給付の対象になり、地域型保育は地域型保育給付とされております。保護者はこの給付と自己負担する保育料をもって保育や教育を受けるというものでございます。実際には、給付費は市町村が直接施設に払う代理受領の流れとなっております。  この給付の対象であるかどうか確認する基準を、子ども・子育て支援法第34条第2項及び第46条第2項により条例で定めるものでございます。基準を定めるに当たりましては、内閣府令で定める基準に従い定めるもの、それから参酌をして定めるものが法に規定されており、これらに従い本条例を定めるものでございます。  条例のほうの内容につきまして説明をさせていただきます。  1ページのほうで、こちらほうも条数が多いために章立てになっております。第1章が趣旨ですとか言葉の定義をしております。それから第2章が先ほど言いました特定教育・保育施設の運営に関する基準、それから第3章が特定地域型保育事業の運営に関する基準、第4章、雑則というふうになっております。  第2章の特定教育・保育施設といいますのは、幼稚園、保育所、認定こども園が先ほど説明しました確認を受けた幼稚園、保育所、認定こども園をいいますし、特定地域型保育事業という特定という言葉も確認を受けたそれぞれの事業のことを言っております。それら第2章と第3章につきましても、その基準につきましてはおおむね項目が同じように設定をされておりますので、かいつまんで説明をさせていただきたいと思います。  3ページのほうから説明します。特定教育・保育施設の運営に関する基準、第2章ですが、まず第1節で利用定員に関する基準ということで、最低の利用定員を20人以上とする。これは保育所の最低の認可基準にもなっております。この利用定員につきましては、第3章の特定地域型保育事業の運営のほうにも出てまいります。  それから、運営に関する基準のところでは、主に4ページの第6条、利用申し込みに対する正当な理由のない提供拒否の禁止ですとか、それから5ページのあっせん、調整、要請に対する協力、それから関係機関との連携、それから6ページの利用者負担額等の受理、そのあたりは共通の設定になっております。特に6ページの利用者負担額の受領ということで、先ほど申しましたように原則新制度におきましては保護者が施設に利用者負担も払うような仕組みになっておりますが、一部の施設、例外がありますのでその辺はありますけれども、原則はそういう流れとなっております。  それから、たくさんの基準項目がありますけれども、運営に関するものは先ほど言いましたように利用定員の遵守、虐待の禁止、会計区分など細かいことなども規定をされております。それぞれの規定につきましては、そちらのほうに書いてありますのでまた後日読んでいただければと思います。  それから、第3節につきましては特例給付の規定で、例外的に保育等を受けた場合の取り扱いについて規定しているものでございます。これは第2章の特定教育・保育施設の運営に関する基準でも、それから第3章の特定地域型保育事業の運営に関する基準のほうにも共通で定める特別な扱いの場合の給付について明記しております。  この運営に関する基準ですが、先ほど言いましたように新制度における給付費の創設に当たり、この給付が受けられるかどうかの確認をするための大切な確認基準というふうになっております。  それから、19ページの附則につきまして一つ説明をさせていただきます。  附則のところで、附則第2条で特定保育に関する特例ということで、新制度におきましてこの給付の流れは保育所、幼稚園、認定こども園に当てはまるんですけれども、私立の保育所の扱いにつきましてはこれまでどおりとするということがこの第2条のほうにうたわれております。  ただ、この条例の施行日ですけれども、子育て支援法の施行の日から施行することとしております。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、建設水道課長。 ○建設水道課長(岸田 智君) それでは、議案第103号、湯梨浜町空き家等の適正管理に関する条例の制定につきまして補足説明いたします。  1枚めくっていただければと思います。第1条は目的、第2条は用語の定義を規定しております。第3条は、所有者等の責務といたしまして空き家等を適正に管理しなければならない旨を規定しております。第4条は、情報提供といたしまして管理不全な状態にある空き家を発見したときにはその情報を提供することを規定しております。第5条は、実態調査といたしまして第3条の所有者の責務が果たされないと認めるとき、また第4条の情報提供があった場合、所有者等の調査及び実態調査を行う旨を規定しております。第6条は、老朽危険家屋等の認定といたしまして危険度の高い老朽危険家屋等について認定をすることを規定しております。第7条は、緊急安全措置といたしまして簡易的な代執行を規定しております。第8条は、助言、指導といたしまして危険を回避するために助言や指導をすることを規定しております。第9条は、勧告といたしまして危険を回避するための勧告を規定しております。第10条は、命令といたしましてこれも危険を回避するための命令を規定しております。第11条は、公表といたしまして命令に従わなかった所有者等の氏名の公表する旨を規定しております。第12条は、警察その他の関係機関との連携といたしまして警察等の関係機関へ協力要請できる旨を規定しております。第13条は、民事による解決との関係といたしまして民事による解決を決して妨げるものではない旨を規定しております。第14条は、代執行といたしまして行政代執行法による措置を規定しております。また、これに係る経費は所有者等に請求するものとしております。第15条は、委任といたしましてこの条例の施行に関する事項は規則で定めることを規定しております。  なお、附則といたしまして、この条例は平成26年10月1日から施行するものでございます。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、104号、105号について健康推進課長、補足説明を求めます。 ○健康推進課長(蔵本 知純君) それでは、最初に議案第104号、湯梨浜町特別医療費助成条例の一部を改正する条例について補足説明をさせていただきます。  議案書をはぐっていただきまして、改正前、改正後をごらんいただきたいと思います。  まず、最初に第2条の定義の部分でございますが、この特別医療費助成制度につきましては、生活保護法とそれから中国残留法人等支援法によります支援給付を受けている方は対象外となっておりますけれども、本町におきましては中国残留法人等支援法の対象となる方がいらっしゃらないということでこの規定を設けておりませんでしたが、この法律の名称がこのたび変わるということを受けまして県条例が改正され、県のほうの指導もございまして、改正後のこのアンダーラインの部分をこのたび追加をさせていただきまして、所要の整備をさせていただくものでございます。  それから、下のほうの別表の第2条、第3条の関係でございますが、(5)番はひとり親家庭の対象者を規定したものでございます。この中に母子及び寡婦福祉法とありますが、この法律の名称がこのたび改正されまして、10月1日から施行されることになりました。改正後のところに新しい法律の名称であります母子及び父子並びに寡婦福祉法というふうに改めるものでございます。  それから、はぐっていただきましてアンダーラインが引いてありますが、これは配偶者のない男子ということにつきましては読みかえ規定によりまして対象者を規定をしておりましたが、このたび法律が改正されまして、配偶者のない男子につきましても第6条第2項におきまして新しく規定が設けられましたので、所要の改正を行うものでございます。  附則といたしまして、この条例は平成26年10月1日から施行するものでございます。  続きまして、議案第105号、湯梨浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例についての補足説明をさせていただきます。  議案書をはぐっていただきまして、出産育児一時金、第4条の関係の改正でございます。現在、この出産育児一時金につきましては、39万円とそれから産科医療補償制度の掛金であります3万円を加えた42万円を支給しております。このたびこの産科医療補償制度の掛金につきまして、厚生労働省の社会保障審議会の医療保険部会で見直しが行われまして、現行の1分娩当たり3万円から1万6,000円に引き下げられることが決定いたしました。  一方で、全国的な出産費用は41万円を超えているというような上昇傾向にもございますので、出産育児一時金の総額の42万円につきましては据え置きとすることとされました。したがいまして、本体部分の39万円を40万4,000円に改正するものでございます。  なお、この後段のほうにあります「規則で定めるところにより、これに3万円を上限として加算するものとする」というこの規定自体は見直しは行いませんで、規則のほうで3万円を1万6,000円に改正することとしております。  附則といたしまして施行期日ですが、この条例は平成27年1月1日から施行する。2の経過措置といたしまして、改正後の湯梨浜町国民健康保険条例第4条の規定による出産育児一時金の額は平成27年1月1日以後の出産から適用し、同日前の出産についてはなお従前の例によるとしております。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) 以上で議案の提案理由の説明を終わります。  議案第101号から議案第105号までの審議は、9月24日に行います。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第39 議案第106号 ○議長(光井 哲治君) 日程第39、議案第106号、物品売買契約の締結について(スクールバス購入)を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  町長。 ○町長(宮脇 正道君) 議案第106号、物品売買契約の締結について提案理由を申し上げます。  北溟中学校の通学用スクールバスの老朽化に伴い1台を更新するため、8月19日に入札を行い仮契約を締結しましたので本契約を締結いたしたく、地方自治法第96条第1項第8号及び湯梨浜町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により本議会の議決を求めるものでございます。  詳細につきましては担当課長が御説明いたしますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。  教育総務課長。 ○教育総務課長(西原 信男君) 物品売買契約の締結について、補足説明をいたします。  まず、契約の目的でございますが、スクールバス1台の購入でございます。契約の金額は税込み額で1,860万4,080円でございます。契約の相手方でございますが、鳥取県鳥取市湖山町東3丁目10番地、三菱ふそうトラック・バス株式会社中国ふそう鳥取支店、支店長、森本真治でございます。契約の方法につきましては、指名競争入札でございます。  なお、参考といたしまして、物品売買仮契約書の写しと入札結果表を添付させていただいております。以上であります。 ○議長(光井 哲治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。  討論に入ります。討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 討論がないようですから、討論を終結します。
     これより採決します。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第106号は、原案のとおり可決されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第40 報告第7号 及び 日程第41 報告第8号 ○議長(光井 哲治君) 日程第40、報告第7号及び日程第41、報告第8号の2件の報告を一括議題とします。  順次報告を求めます。  町長。 ○町長(宮脇 正道君) 報告第7号、平成25年度湯梨浜町健全化判断比率の報告及び報告第8号、平成25年度湯梨浜町資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。  これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付して本会議に報告するものでございます。  平成25年度湯梨浜町健全化判断比率につきまして、実質赤字比率は実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。連結実質赤字比率も、連結実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。実質公債費比率は16.83%、将来負担比率は44.6%で、4つの指標とも早期健全化基準以下でございました。  次に、平成25年度湯梨浜町資金不足比率につきましては、水道事業会計から温泉事業特別会計までの算定対象6会計全て資金不足が生じていないため、比率算定対象外でした。6会計全て経営健全化基準以下でございます。以上です。 ○議長(光井 哲治君) 続いて、報告第7号及び報告第8号に対する監査委員の意見を求めます。  礒江代表監査委員。 ○代表監査委員(礒江 俊二君) 平成25年度財政健全化審査意見並びに公営企業会計の経営健全化審査意見について報告いたします。  2ページと3ページが財政健全化に関する意見でございます。健全化判断比率に関する監査委員の意見ということで、2ページ、審査の結果ですけれども、総合意見としまして経営健全化比率及び書類はいずれも適正に作成されているものと認められるところでございます。  個別意見でございます。先ほど町長さんから報告がございました。実質赤字比率といいますのは、普通会計の実質赤字額は当町の標準財政規模に占める割合を示す実質赤字額。25年度の当町の実質収支は黒字となっておりますので、比率算定外ということで横棒を引いたものでございます。  それから、2番の連結実質赤字比率につきましては、一般会計だけじゃなくて特別会計、公営企業会計を含めた当町の全会計の実質赤字額が標準財政規模に占める合を示すもので、これも実質収支は黒字となっておりますので良好だということでございます。  3番目の実質公債費比率につきましては、これは当町が負担すべき起債償還額が、これは広域連合等の分も含みますけれども、標準財政規模に対してどの程度になるかを示す比率でございまして、過去3年間の平均値ということになります。平成25年度の実質公債費比率は前年度より0.2ポイント下がって16.3%となっておりまして、イエローカードの基準である25.0%を下回っているというところでございます。主な減少要因は、一般会計等の実質公債費等の額はほぼ変化はありませんでしたが、分母となる標準財政規模が増となって結果的にポイントが下がったということと、算定対象年度、過去3年間につきまして比率の高かった22年度、これ単年度比率でいきますと16.8%。これが外れて、平成25年度単年度の公債費比率が16.0%になります。この2つの要因だろうと思っています。  それから将来負担比率、これは当町が今後負担すべき公債費の償還額、あるいは退職手当の負担金等の額、これも広域連合や土地開発公社の借入金等を含みますけれども、これが標準財政規模に対してどの程度になるかを示す割合でございまして、当町の25年度の比率は27.2ポイント下がった44.6ということで、イエローカードの基準350%、すなわち3年半分ぐらいの負担比率になるんですかね、大きく下回っており良好でございます。高額な起債償還事案の終了だとか新規起債の抑制等により将来負担額が減少した一方で、充当可能な基金の額は増加したことによるものでございます。  以上の結果、是正改善については特に指摘すべき事項はございません。  続きまして、最後4ページになります。各公営企業会計等の資金不足比率です。これは各公営企業ごとの資金の不足額が、それぞれの事業の規模に対してどの程度になるかということを示すものでございます。対象の会計は、先ほど町長さんから説明がありました6会計でございます。  審査の結果は、資金不足比率及び書類はいずれも適正に作成されたものと認められるところでございます。  個別意見でございます。各会計の資金不足比率につきましては、各会計とも所定計算による資金不足額がゼロないし余剰となるため、比率計算対象外で良好であるということです。  なお、先ほど来水明荘等の会計を指摘事項にも上げましたけども、仮に単年度収支が赤字になったとしても、一般会計等からの繰入金が見込まれるという場合には算定上資金不足額はゼロないしプラスになりますので、資金不足ではないということになります。是正改善事項は特にございません。以上でございます。 ○議長(光井 哲治君) これより報告第7号、平成25年度湯梨浜町健全化判断比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。  続いて、報告第8号、平成25年度湯梨浜町資金不足比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。  以上で報告第7号及び報告第8号を終わります。     ─────────────・───・───────────── ○議長(光井 哲治君) お諮りいたします。13日から15日までは会議規則第10条第1項の規定により休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、13日から15日までは休会とすることに決定しました。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会します。  なお、16日の本会議は午前9時から会議を開きますので、定刻までに出席してください。大変お疲れさまでした。               午後3時37分散会     ───────────────────────────────...